カウンセリング

【ストレスクリア】2つの質問だけで悩みを解決するコーチングとは?概要や仕組みを解説

aki-dylan

今話題のコーチング【ストレスクリア®】について、ご紹介したいと思います。

すごい変化が見られる、効果があると言われている反面、

まだまだ認知度が低く、コーチングやカウンセリングとして、ストレスクリアのセッションを受けるまではハードルが高いと感じられている方もいるようです。

ですので、この記事では、ストレスクリアがどんなものなのか、セッションの内容や概念などについて詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ストレスクリアとは?

ストレスクリアとは、2つの質問を繰り返し行うことで、潜在意識の深い部分の『気づき』を引き出すコーチングスキルです。

ストレスクリア協会が発足し、2019年時点で4年が経ちました。

他の心理スキルに比べると、まだ知名度は低いかもしれませんが、スキルの効果は絶大と言われています。

そして、全国にストレスクリアのコーチやトレーナーがずいぶんと増え、さまざまな場所で活躍されています。

その中身について詳しく解説していきたいと思います。

2つの質問とは?


ストレスクリアの特徴の1つとして、たった2つの質問で、悩みが悩みでなくなってしまうということがあります。

これまでのカウンセリングのように、悩みをもったクライアントさんに対し、長々と説明や質問はしません。

また、クライアントさんも、コーチに対して具体的な内容を事細かく報告する必要はありません。

必要なのは、いかに頭の中に臨場感を持てるか、感じられるかになります。

ですので、ただひたすら、1つの悩みに対して、同じ質問を投げかけていき、意識を掘り下げていきます。

質問の文言は残念ながら、協会の規定によりWeb上での公開が禁止されておりますので、実際にセッションを受けられた時に体感してくださいね。

2つの質問が特殊なわけではなく、意識を掘り下げていく過程が重要ですので、質問の文言を知ったところで、なんだそんな言葉なのかと思われるかもしれません。

悩みが解決する仕組み

ストレスクリアの概念として、葛藤が苦しみを生むと考えます。

〇〇したいのに、〇〇できない。

行きたいけど、行けない。

このように、〇〇したいことにも、〇〇できないことにも自分の願望が含まれています。

つまり、どちらも無意識の部分では自分で選択しています。

けれども、できない=ネガティブと捉えて、できない自分を悪に感じてしまうために苦しみが生まれます。

できないことも、自分にとっては必要ですが、意識上では到底そんなことは考えられません。

良いか悪いかのジャッジで世界を見ている限りは、葛藤の苦痛からは解放されないと考えます。

なぜ、自分が『できない』という選択をしているのか。

その奥深くにある、自分の本当の願望に気づけたとき、現状の『したい』『できない』がどうでも良くなってしまいます。

そうなると、少し抽象的な表現になりますが、これまでの登り方とは別ルートでの登り方が見えてきます。

つまり、これまで固執していた世界の見方や考え方を手放し、新しい世界観で物事を見られるようになるということです。

そうすると、これまで悩んできたことは、どうでもよくなってしまい、悩みが悩みでなくなってしまいます。

葛藤の事例

30代男性の例で紹介したいと思います。

長年勤めた仕事を辞め、新しい仕事で独立を考えていました。

今の給料では、家族を養っていくのでぎりぎりな状態で、贅沢など到底できる生活ではありませんでした。

ですので、自分で会社を立ち上げ、成功すれば家族にも楽をさせることができると考えました。

そして、独立のためにざまざまな技術や資格を身につけるために、学びに高額な投資を行いました。

そして、いざ自分のスキルや経験を売り込もうとするのですが、どうも心や体が乗ってこないのです。

早く独立して、じゃんじゃん稼ぎたいにもかかわらず、動き出せないがために、勤めている会社を辞めることもできずにいました。

そして、そんなふがいない自分を責め、ただただ悩む日々を送ってきたそうです。

無理やりに頑張ろうとするけど、体の調子が悪くなったり、他のことに気を取られてしまったりで、無意識に頑張れない状態を作っているようでした。

これがまさに、葛藤している状態なのですね。

独立して働きたいのに動き出せない。

とっとと動き出せば楽なのにできない。独立を諦めてしまえば楽なのにそれもできない。

この間で、もがき苦しみ続けることが、『悩み』の正体と考えられます。

ストレスクリアセッションを通して、このクライアントさんが気づかれたこと。

それは、深い部分には、『家族への愛』がありました。

今の仕事を続ければ、家族にしんどい思いをさせ続ける。家族に申し訳ない。

だからこそ、独立を易々と諦めることができずに苦しんでいました。

もし独り身で、自由の利く立場であれば、独立はもうちょっと先延ばしでもいいかなと、気楽に考えることもできたでしょう。

そして、なぜ独立へ向けた活動を順調に進められない自分がいたのか。

それも同じく、『家族への愛』だったのですね。

独立をして、失敗してしまったら、大事な家族にさらに迷惑をかけてしまう。

確実性のないことに、本当にこのまま突き進んでしまっていいのか、という不安が心の底に隠れていました。

その不安な自分の気持ちにフタをして、常に『大丈夫、大丈夫』とポジティブに切り替えようとしていたことが、本当の自分を見えなくさせていたのでした。

どちらの選択をとることも、『家族への愛』のためだと気づかれたとき、肩の荷がおりたようでした。

そして、今どんなことに自分が悩んでいるのかということにも気づけたことで、おざなりにされていた不安な自分とも統合されていくのが感じられました。

動けないこと、つまりネガティブな状況も、自分にとって必要なことだったと知れたところから、この男性はこれまでの悩みが悩みでなくなってしまいました。

そして、焦って事を進めるのではなく、自分の中の不安に感じる部分と相談しながら独立への道を少しずつ切り拓いていこうという考えにシフトしていきました。

この事例のように、自分の中の深い部分にある本当の思いに、自分で気づくからこそ納得がいくのだと思います。

周りが、いくら的確なアドバイスを投げかけるよりも、自分の中の答えを見つける方がはるかに強力なのですね。

潜在意識の深い部分を扱う

人間に意識には、顕在意識と潜在意識があると考えらています。

3~5%が顕在意識であり、普段意識的に使っているものです。

残りの9割以上は潜在意識であり、無意識の行動を指します。

つまり、意識のほとんどはコントロール外のところにあるということです。

自分の本当に望んでいることや、恐れていることが潜在意識に眠っている場合、意識的にそれらをコントロールしようとしてもできません。

そのためにセラピーやカウンセリングなどでは、催眠状態を作り、無意識の中から本心を引き出すということを行います。

ストレスクリアのコーチングもそれらに近いところがあります。

2つの質問を繰り返すことにより、一種の催眠状態をつくり、自ら潜在意識に潜り込んでいきます。

ですので、セッション中に眠ってしまうクライアントさんもいます。

コーチの技量が大きく影響する

単純に質問を繰り返していくだけですが、コーチの技術が大きく影響します。

セッション中、コーチはクライアントさんに対してペーシング(相手の呼吸や動作などに息を合わせて同化する)を行い、できるだけコーチの影響力や存在感を消します。

そうすることで、クライアントさんは素直に自分の無意識の中に入っていけます。

ですが、技術の低いコーチですと、存在感が影響してしまい、クライアントさんが深く潜ることを邪魔してしまいます。

逆に上手いコーチにセッションを受けると、劇的な『気づき』を得られます。

上手いといっても一概に判断できるものでもなく、自分との相性が重要なのかもしれません。

まとめ

・2つの質問が重要ではなく、コーチの技量が重要

 

・良い悪いのジャッジの必要がないことに気付く

 

・潜在意識の深い部分に潜ることで、本当の『気づき』を発見できる

 

・コーチ選びは、技量+相性が重要

これらのことを参考に、もしストレスクリアコーチングに興味がある方は、素敵なコーチに巡り合っていただけたらと思います。

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