【カウンセリングとコーチング】資格を取るならどっちがおすすめ?
カウンセラー養成の広告を見たんですけど良いと思います?
コーチも気になるんですけど・・・
どっちの資格良いか、説明しますので参考にしてみてくださいね!
こんにちは!リーオです。
この記事は、【カウンセリングとコーチング】資格を取るならどっちがおすすめ?というテーマで書いています。
カウンセリングとコーチングの違いは?
資格を取るならどっちが良い?
目的がはっきり持てていないと搾取の沼
では早速ですが、まずカウンセリングとコーチングの違いから解説していきましょう。
カウンセリングとコーチングの違いは?
どちらも、相談者さんからお話を聴くというスタイルですが、内容的には似て非なるものです。
一番違うところは、カウンセリングは主に心の傷、痛みの治癒を目的とし、コーチングでは比較的心の健康度が高い人を対象に目的思考で行動や思考の変容を促していく関わりをしていくものです。
コーチングを学んだ方が、カウンセリングの領域まで手を出してしまって、クライアントさんを苦しめてしまうケースはよくある話です。
ではそれぞれについて、もう少し具体的に解説していきますね!
カウンセリング
対人関係や仕事の悩み、虐待によるトラウマなど、自分一人では解決できず、普段の生活にも支障をきたしている方の心をサポートする役割を担っています。
相談者さんの悩みや苦しみの程度にもよりますが、内容によっては命に直結することもあり、トラウマなど素人が扱ってはいけない領域もあります。
精神科などのクリニックでは、一人、一人にそれほど長い時間を取れず、精神科医が症状を見て精神薬を出す治療が主です。
またクリニックによっては、勤める臨床心理士のセッションを行う治療が行われることもあります。
いくら通えど良くならない方や治療内容に不満を感じる方、精神科を受けるにはハードルが高いと感じる方などが、開業カウンセラーを探し、セッションを受けるというのが日本の心理業界の流れです。
ただ、現状の問題として、カウンセラーの資格が乱立しているため、知識や経験の浅いカウンセラーが相談者さんの症状を悪化させてしまうということが問題視されています。
それを阻止するためなのかは定かではありませんが、近年、公認心理師という国家試験が誕生しました。
コーチング
比較的、心の健康度が高い人を対象に、仕事や夢の目標を達成するために、相談者がもっているポテンシャルを最大限に引き出すお手伝いをするような関わりをします。
また、悩みについて扱うこともありますが、トラウマ的な内容というよりは、今後の仕事についてや、家族や夫婦関係のもつれなどについて解決の糸口をつかむお手伝いをします。
助言や指導で答えを与えるのではなく、あくまで本人の中からヒントや答えを引き出し、気づきを与えるのがコーチとしての役割です。
資格を取るならどっちが良い?
世の中にはカウンセラーを養成する機関がたくさん存在します。
それこそ2日で資格がとれちゃいます!なんてのもありますが。
カウンセラー
公的機関で認められたカウンセラーの資格は臨床心理士です。
この資格を取るには、心理系の大学院を卒業し、臨床経験を積んだのちに、試験をパスしなければ取れません。
これを聞くだけでも、かなりハードルが高いことが分かりますよね。
病院や学校でカウンセラーとして働くことのできる心理の資格ですから、当然広い知識や確かな臨床力がなければ勤まりませんよね。
そして、5年ほど前に日本で初めての心理の国家資格が誕生しました。
公認心理師ですね。
今後は臨床心理士から全て、公認心理師に移行していくだろうと言われています。
一般の心理の資格を取っても、公的な機関では働けないというのが現実です。
おそらくこの先も変わることはないでしょう。
ですから、臨床心理士や公認心理師の資格がなければ、自分で開業するしか収入を得るのが難しいんですよね。
ですが、民間資格を取って、クリニックに勤める心理士よりも稼いでいるカウンセラーも実際にいます。
ぶっちゃけ、雇われの心理士の年収は300万円前後とそれほど高くありません。
おかしな話ですが、日本は心理職への待遇があまりよろしくないんですよね・・・。
ですので、使える資格を取るには、大学院までいって経験を積み、その後厳しい国家試験をパスすることがカウンセラーの資格を取る道のりです。
また、民間資格を取ることで、対人関係や仕事で役立つことも山ほどあるので、一概に民間資格を否定はしたくないですが、収入を得ることに直結しないということを考えておくことも大切です。
コーチ
コーチという職業は日本ではまだまだ認知度が低いかと思います。
20年程前にアメリカから入ってきて、ビジネスシーンで取り入りれられることが多くありました。
またスポーツ選手の潜在能力を引き出すために、コーチングが役立てられていて、オリンピック選手やプロスポーツ選手のメンタルをサポートするコーチも多く存在します。
公的に認められた資格はなく、コーチングを教えてくれるスクールは多数あります。
比較的、心の健康度が高く、普段の生活も普通に送れている人を対象とするので、クライアントによっては、高額なコーチングでも継続して受ける方もいます。
それで仕事や夢で良い結果がだせるなら、先行投資と考えられますからね。
なので、資格をとるハードルが低く、報酬も比較的高い単価で得られる可能性が高いのがコーチの資格の魅力です。
また、カウンセラーほど、自身のメンタルをそがれる経験も少ないため、楽しみながら仕事に取り組むこともできますね。
このようにみれば、圧倒的にコーチの資格を取って仕事にする方が良いようにみえますが、それは多くの人も同じように考えるのが世の常ですね。
やっぱり競合が多いのは現実問題あります。
特にこの10年でコーチングの認知度も上がってきているので、コーチの資格を取って仕事にしたいと考える方はずいぶんと増えました。
なので、そのレッドオーシャンの中で、どのようにしてクライアントさんを獲得して、収入を得るかというところが、ネックになりますね。
魅力的なものは競争率も高いですね。
目的が明確でないと搾取の沼
結局のところ、資格をとってどうしたいのか、どうなりたいのかを明確にしておかないと永遠に迷走し続けて、学びに大金をつぎ込む生活が続いてしまいます。
・月に3万円の副収入を得たい
・自分の時間を持つために起業するため
・今の仕事に役立てる
・家族の関係を良くしたい などなど
月にそれほど大きな収入にならなくてもよいのであれば、がっつり大学院まで通う必要はないかもしれないですし、いくつも学びに行く必要もないかもしれません。
しっかりと技術を身につけて、どうすれば集客できるのかも学べば、時間はかかっても努力次第で結果はついてきます。
また、今の仕事や対人関係に活かすことが目的であるなら、それこそ1つ通えば十分ですし、本やYoutubeでもたくさん情報は出ているので参考にする方がよっぽどいいと思います!
逆に、起業して本業としてやっていくのであれば、それ相応の覚悟と経験、知識も必要になりますよね。特にカウンセラーを目指すのであれば、命に直結することも時にはあるということを頭にいれておかないといけません。
なので、それなりの、時間とお金を投資することは必要になってきますね。
自分がどうなりたいのかを、明確にすることが何より大切だと私は思っています。
まとめ
・取る目的を明確にする
・使えるカウンセリングの資格はハードルが高い
・コーチングは可能性はあるが、競合も多いので、抜け出す術が必要
このような内容でした。
どの仕事についても、最終はお客さんが喜んでくれるどうかが成功のカギですね。
また、成功といっても人によって、報酬なのか、仕事や対人関係に活かすのかなどさまざまです。
自分が手に入れたい未来を明確にして、確実に実現できる道を見つけたいですよね。
あなたの心が晴れますように。
読んでくださりありがとうざいました!