学校のリアル

現役教諭が思う、教育実習中に大切にしてほしい行動5選

aki-dylan

当ブログにお越しくださりありがとうございます。

この記事は、教諭が思う、教育実習中に大切にしてほしい行動5選というテーマで書かれています。

教育実習、真っただ中かと思いますが、いかがでしょうか。

慣れてきた半面、疲れがどっと出始めるころではないでしょうか。

土日とかぐったり寝てらっしゃるの方も多いかもしれませんが、体調にお気をつけくださいね。

実習中の方も、これから受けられる方もぜひ参考にしていただけたらなと思うことをまとめてみましたので、

最後まで読んでいただけたらなと思います。

では早速ですが、
大切にしてほしい行動5選の1つめは、

① とにかく経験をつむこと

キレイに、うまくまとまる必要はないですね。

どんどん失敗しまくればいいですすし、上手くいかないことから学べることの方が多いですからね。

実習中に、上手くいっていると思ったことでも、実際に現場で働きだしたら、さほど大したことないなって思うことも多いですから。

失敗しないように、うまく立ち振る舞うよりも、子どもと積極的に関わりまくって、授業もできるだけたくさんさせてもらうのが良いですね。

授業はどれだけがんばっても、うまい下手の次元には多くの方はまず到達しないです。

現場で働きはじめて、授業のいろはが少しずつ分かり始めてから、実習中の自分の授業を思い出したら目も当てられないものです。

分かってないなぁって思いますから。w

だけどそれでいいんです。

めちゃくちゃでも、分かっていなくても、その場の空気を体験することが大事です。

凍り付くような子どものリアクション見て、授業するのが怖いなと感じることもあるかと思います。

だけど、その怖さこそが大事なんですね。

その怖さがあるからこそ、授業の準備も丁寧にやろうと思えるし、誰かに学びに行こうとも思えるんですね。

授業力は見て盗むべし

上手い授業をする教師は各学校に必ずいるので、できるだけたくさん良い授業を見せてもらって、自分の常識、リミッターを広げておくとよいですね!

② 指導教諭の学級を過信してはいけない

指導教諭にあたっているから、実力があるとは必ずしも限らないし、良い学級とは限らないです。

どういうことかといいますと、

実習生を受けもつのが好きな方もいれば、嫌がる方もいます。

もつ手がいなくて、仕方なしに回ってきてやっている場合もあるんですね。

実習生からみたら、すべてがすごいなと感じるかもしれませんが、指導教諭の言うことが絶対ではないかもしれないということを、頭の片隅にでも置いておいたほうがよいと思います。

その人の指導のクセもありますから、学ぶべきところはどんどん吸収するけども、批判的視点はつねにもっておく姿勢も大切です。

・自分ならどうするかな

・子どもへの関わりをもう少しこうすればいいのにな

というような思考は常に巡らせておくとよいですね。

担当学年、クラスだけにこだわらず、とにかくいろんな学年、学級と関わることをおすすめします。

③ 写真データで残せるものはどんどん撮らせてもらう

なぜなら忘れるからです。

ノートなどに学んだことを書き残しているかと思いますが、写真で残っていると、後で見返す際にかなり役に立ちます。

当然、許可がもらえなければNGですし、

許可がおりたとしても、子どもがうつりこまないよう気をつけないといけません。

なので、放課後がおすすめですね。

免許取得後、さっそく講師として働きだせば、いきなり担任を持たされることも考えられます。

その際に、掲示物や図工のネタが少しでも手元にあれば救われることもありますからね。

ワークシートや指導教諭が準備した板書計画のノートなども、コピーさせてもらえるのであれば、させてもらうのがよいですね。

④ 分かったつもりの表情はやめる

たとえ教えてもらったことが知っていること、分かっていることでも、分かったふうに聞くことは自分にとって損にしかなりません。

知っていると思った話の後に、めちゃめちゃ有益な情報が出てくるかもしれないですよね。

なので、知ったかぶりをした態度をしていたら、話し手にも伝わりますし、

その人が話そうと思ってもらえないことになってしまいます。

つまり、目先の損得で物事をみてはいけないということです。

これはどの職種でも同じで、上に可愛がってもらおうと思うなら、

「無知を演じろ」ということですね!

とにかく、先輩からいろんな情報を引き出すという姿勢で関わる方がよいですね。

僕は実習生にはとにかく手厚くフォローします。

関係する学年でなくても積極的に声をかけますし、相談にものります。

何の得にもなりませんが、教育界をよくするのが目的なので、良い先生が一人でも育ってほしいなと思っています。

だけども、この人響かないな、聞く耳持たない人だなてのはちょっと話せば分かりますから、

そう感じたらこちらからすっとこちらから引いて、関わりを持たないようにしています。

それはお互いにとって良くないし、時間と労力のムダにしかならないからですね。

なので、結局、知ったかぶりの態度は、自分にとって損にしかならないということは、気をつけておいた方がよいですね。

⑤とにかく質問しまくること

疑問に思ったり、これってちょっと違うなと思ったら、質問してみればいいと思います。

忙しそうやなとかで、ちゅうちょしてたらただただ損です。

基本、みな忙しそうにしているのでね。

youtubeの動画で、実習生のNG行動について話している内容があるのですが、

「実習生が教諭に意見したら、キレられるってどういうことや!」

「だから教育は良くならない」的な意見があるんですが、

現場にはいろんな人いますし、キレる教諭を擁護する気はないですが。

そもそも、アマチュアがプロに意見するのは、やはり人によっては不快に思うこともあるかと思うんです。

それは、芸人でも野球選手でも医者でもそうでしょう。

実習生、学生目線でみたら、

「そんなことも受け取れない教師なんて!」と思うかもしれないですが、

教師だから寛容でなきゃならないなんてないですよ。w

実際はね。

教師とて、勤労者であり、人間ですから、お互いの視点に立ってどう感じるかを考える必要はあるかと思うんですね。

で、僕が個人的にオススメするのは、意見ではなく質問です。

意見というのは、いわば「思いの押しつけ」です。

自分はこう思うんですけど、あなた間違っていますよねっていうニュアンスを人によっては受け取ってしまいます。

そこに抵抗と摩擦が生まれてしまうんですね。

だけど、質問だとそうはならない。

「私は未熟なので、この点についてよく分からないんで、指導の意図や考えを教えてもらえないでしょうか?」

このスタンスで質問してみれば、

たいがいの人は親切に教えてくれますよ。

教えるのが好きな人たちですからね。

それと大事なことなんですが、

「自分ならこうする」ってのは、教諭に言う必要はないです。

そんなこと言う必要ありますか?

そして、教諭も言われる筋合いありますか?って話ですよ。

もし仮に、「これはこう思うんですけど、あなたのやり方間違ってますよね」
って伝えたい思いがあるなら、その伝える目的ってなんですかね?

その教師を正す?

教育界をよくしたい?

自己満足感を感じたい?

どう頑張っても、最後の自己満足感を満たすしか達成はされないです。

もし本当に教育界をよくしたい、現場をより良いものにしたいと考えるなら、プロになって同じ土俵に立って、意見言える実績を積んでからの方が絶対よいですね。

だけど、たとえ実績を積んだ人間が意見したとしても、人の意見を受け入れられない人間は頑なに受け取ろうとしないし、変わることもないから、意見するだけ不毛な戦いしか生まないんです。

教育実習は戦う場でも、正す場でもなく、学ぶ場なので、違うなって思うことは、意見ではなく質問で扱う方がよいですね。

実習生が、自分の意見を持つこと、批判的に指導をみることはめちゃめちゃ大事だし必要なことです。

だけど、わざわざ自分の信念を伝えたり、議論しようとするのは数年早いですよってことです。

ここのニュアンスがうまく伝わらないんですが、そういうことだと僕は思っています。

それよりも質問すれば、多くの忙しい方でも協力的に力を貸してくれますよ!

実習中は大変に感じるかもしれませんが、終わってみれば、一生に残る思い出ができるかと思います。

失敗を恐れず、どんどん積極的に子供と関わって、教育ってこんな感じなんだってことを体験していただけたらと思います。

楽しんでくださいね!

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