教育・子育てblog

【育児休暇を取るパパの心構え】生半可な気持ちで休んだら後悔と夫婦の悪化が待っている

aki-ikuji

こんにちは!ココハレです。

この記事は、【育児休暇を取るパパの心構え】生半可な気持ちで休んだら後悔と夫婦の悪化が待っているというテーマで書いています。

育児休暇を1年間取りましたが、お休みを取って育児に参加できたことは本当に良かったと思います。

ただ、良い事ばかりでもなく、かなりピンチな状況もありました。

育児休暇を取ろうか迷っているパパ、取得して奮闘中のパパへ。

私の経験・失敗談から、気をつけた方が良い事、避けた方が良いことを書き出してみましたので、育児参加の参考にしていただけたらと思います。

パパの育児休暇のススメ

まだまだ日本の社会では、男性の育児参加はマイナーな位置づけかと思います。

職種にもよりますが、男性が育児休暇を取るとなると、いろいろな見えないハードルがあるのはご存知の通り。

私も育児休暇の相談、申請を管理職に出すまでに、数か月悩みました。

先輩や同僚にどう思われるんだろう、自分の抜けた穴はちゃんと埋まるのだろうかなど。

そもそも、奥さんが育児休暇で家にいるにもかかわらず、父親までお休みを取る必要性が認められるのか、自信がありませんでした。

実際に管理職に相談した時は、渋い顔をされましたし、「母親一人でもみんなやってきてるからねぇ」とも言われました。

「権利だからこちらとしては反対はできないけどね・・・」とも言われ、「ですよねぇ・・・」と引き下がってしまいそうにもなりました。

ですが、最終的には自分の感性や直感を信じることにしました。

一度しかない人生ですし、幼い子どもと過ごせる時期は一度しか経験できませんから。

迷惑をかけるのは承知の上。

給料・ボーナスはストップで、組合の補助金での生活は正直不安しかなかったですが、やらない後悔よりもやっての学びを選ぶことにしました。

妻も、私の思うように決めてくれたら良いと言ってくれましたので、最終的に休むことを決心できました。

期間は半年間(状況によっては1年間に延長もあり得る)という、有難い条件でお休みを取れることになりました。

休むことが決まってから、職場の先輩女性が、「私の家も旦那が育児休暇を取ったことがあって、すごくよかったよ。良い経験だからがんばってね」と言いに来てくれました。

すごく救われた気持ちになりました。子育てを経験された女性からすれば、男性の育児の積極的参加の社会の流れは、むしろ望ましいことなのかもとも思いました。

日本社会全体が、もっと楽な気持ちで男性の育児休暇を受け入れられる雰囲気になっていって欲しいなと思います。

四六時中一緒に過ごすということ

実際に育児休暇を取ってみると、良かったことも良くなかったことも日々出てきます。

はじめの2か月はほんとにあっという間で、1日、1か月がこんなに早く過ぎるものかと驚くばかりでした。

初めての経験に新鮮さを感じながら、テンション高めで毎日が過ぎていきました。

ですが、3か月目を過ぎたあたりから、いろいろとほころびが出始めました。付き合い始めのカップルと同じ感じですね。

いくら夫婦とはいえ、四六時中家の中で一緒に過ごすということは、無意識にストレスを与えあってしまうのかもしれません。

いくらカレーが好きでも、毎日カレー漬けだとキツくなってきちゃうようなものでしょうか。

はじめは、気を遣ってくれていたのでしょう。提案のような感じで、「たまには息抜きにカフェでも行って、ランチでも食べてきてね。」と言ってくれていました。

ですが、私としては外に出るのも面倒だし、やっぱり何かあった時のために家にいる方がいいだろうぐらいいにしか考えていませんでした。

けれども、あることをきっかけにケンカになってしまい、その時に、妻のイライラが爆発してしまいました。内容的には、

・毎日昼ご飯を二人分作らないといけない。自分の分だけなら、適当にやり過ごせるものでも作ってあげるとなると、それなりに手間もかかってしまう。

 

・昼・晩ご飯を作るのが当たり前になっているのがしんどい。

 

・定年後に、夫が家に居続けることがきっかけで離婚に発展するのよ!!

とばっさり斬られた時は、一瞬理解が追い付きませんでした。

全くもって不意を突かれた感じで、そんなストレスを与えている自覚が全くありませんでした。

むしろ、結構役に立てていると思っていたので、正直ショックが大きかったのかもしれません。

ですが、冷静に考えれば、赤ちゃんの世話だけでも大変なのに、大きな息子が一人増えるようでは、何のために育児休暇を取っているのかも分かりません。

むしろいない方が楽なのかもしれません。育児休暇を取るということは、それ相応の覚悟がないとやり抜くことができないなと思いました。

正直この時はまだ、育児に積極的に参加はしているものの、手伝い程度のスタンスでした。自分事ではなかったのです。

本気の育児参加には程遠いマインドで、3か月を過ごしていました。そのことに本気で気づけたのは、この1か月半後のことです。

ある事件をきっかけに・・・。

報酬のない仕事をやり続ける

育児休暇を取っての経験・学びは、今後の人生の大きな財産になるだろうと思います。

むしろそれが何よりの報酬なのかもしれませんが、とりあえず、育児はどれだけ頑張って働いても、サービスをしても報酬は1円も発生しません。

多くの世の中のママさんたちは、日中1人で育児に励んでいるでしょうから、承認という報酬すら受け取ることができません。

赤ちゃんの成長を毎日見ることが喜びと言えるかもしれませんが、これだけの仕事をしても誰からも認められなかったら結構きついと思います。

幸い、我が家は二人で育児をしていますので、感謝や承認の言葉を積極的に投げ合うように心がけています。

報酬のない仕事を毎日やり続けるということは、これまで仕事中心の人生を過ごしてきた自分にとってはかなりの衝撃的現実でした。

生半可な参加は逆に邪魔になる

先ほども書きましたが、妻が感じていることと、1年生パパが感じていることには大きな差があります。

パパ的にはがんばってやっていることでも、むしろ邪魔であったり、悠長なマインド自体が鬱陶しく感じてしまうことだってあります。

私が一番痛感したことは、生半可な気持ちで育児休暇を取ってしまうと痛い目を見るということです。そして後悔します。

正直、3か月目くらいにしんどいなと感じました。

育児ではなく、妻のイライラを感じたり、すれ違ったり、衝突したり。

こりゃ仕事以上に過酷だわ・・・と思いました。

一番の原因は、自分の生半可な気持ちでの育児参加なのですが、その時は自分なりによくやっていると思っていたので、ただただしんどいことが多かったです。

きっと妻も同じように感じ、ストレスフルだったと思います。

何でこれをやってくれないの。もっと自分で考えて動いて。気づかいが足りない!!など。

仕事でもそうですが、ボケーっとして動けない新人にはイラっとしてしまうことがあるかと思います。

育児も全く同じで、「おい、お前!ボケっとせんと動け!」と内心は思われても仕方がありません。

母親は赤ちゃんが生まれた時から、超本気育児モードに入っていますから、育児の上級者なのだと思います。

上手くできなくて当然ですが、本気で取り組むのと、お手伝い程度で参加するのでは生み出されるものが全く変わってきます。

育児休暇は楽しめることもいっぱいありますが、本気の取り組みがあってこそだと、経験を通して思いました。

適度な息抜き

本気で育児に参加することをおススメしてきましたが、毎日、常に全力では身がもちません。

適度な息抜きが、パパ・ママどちらにも必要かと思います。

私の経験ですが、2時間程、赤ちゃんと過ごすだけでも結構な体力を消耗します。

正直、「もうそろそろ帰ってきてほしいなぁ」て弱気になることもあります。

まずお乳をあげられないので、ぐずりだした時の最終兵器がない弱み・不安があります。1時間半すぎると、とにかくそわそわ。

そんな大変なことを毎日、24時間途切れることなくやっているわけですから、ママの息抜きはほんとに必要だと思いました。

しょっちゅうでなくても、たまにそういう時間を取るだけでリフレッシュされて、赤ちゃんとの関わりもより良い感じになるのではないでしょうか。

パパがたまに外出したり買い出しに数時間家を出ることも、ママにとっては良い息抜きになるかもしれません。

夫婦で育児ができる環境であれば、二人の強みを積極的に活用されることをおススメします。

育児休暇の心構えのまとめ

世の中のパパは育児休暇を経験しておいて損はないと思います。

いろんな気づきや学びがあり、自分の価値観や世界観が広がります。妻への理解や思いやりの気持ちも、それまでのものとは違ってきます。

将来は男性の育児休暇取得が当たり前の日本社会になればいいなと思います。

だけど、メリットばかりではなく、気をつけないと夫婦間に大きなダメージを生むリスクも潜んでいます。

良いことをしているのに、家族にマイナスに作用していまうのは悲しいことです。

私の失敗談や経験が世の中のパパのお役に立てれば幸いです。

パパの育児参加でギスギスした関係を生み出してしまわないために、最高の関係が築けるように参考にしていただけたらと思います。

それでは共にイクメンライフを楽しんでいきましょう。最後まで読んでくださりありがとうございました!!

ABOUT ME
こころハレタル
こころハレタル
記事URLをコピーしました