【新1年生】小学校の登校時間は?通学時の疑問6つを小学校教師が解説
1年生になったら環境も変わるし不安だらけです・・・。
では、通学の際の決まり事などについて解説していきますので、参考にしてみてくださいね!
こんにちは!ココハレです。
当ブログにお越しくださりありがとうございます。
今回は、小学1年生の通学時のさまざまな疑問についてお答えしていきたいと思います。
私はこれまで10年ほど教師をしてきました。
高学年を担任することが多かったのですが、1度だけ1年生を担任した経験があります。
子供は1年経つだけで大きく成長していきますが、入学したての頃はまだまだ幼く、細かいところまで丁寧にフォローしてあげないといけないことも多いです。
4月から新1年生となるお子さんをお持ちの親御さんでしたら、小学校の登下校時間、通学時の学校の決まりなどについて、いろいろと疑問を持たれるのではないでしょうか。
以前、1年生を担任していた頃の経験や保護者の意見から、よくある6つの疑問と回答をまとめましたので、新年度に向けての参考にしていただけたらと思います。
以下がこの記事のまとめです。
・登校時間は7時45分~8時25分くらいまで
・遅刻はインターホンを押して入る
(保護者からの電話があるととても良い)
・休む時は朝の電話か連絡帳を託す
・忘れ物は保護者が届ける
・距離が遠い場合、心配であれば送迎する
・防犯のために集団で行動、ブザーやGPS,携帯電話を持参させる
このような内容の記事になっています。
それでは詳しく内容を解説していきたいと思います!
登校時間は何時から何時まで?
登校時間などを教えてください!
帰宅の時間もあわせて知りたいです。
登校時間
登校時間は7時45分~8時25分です。
学校によって微妙に違いはありますが、およそこの時間が平均的です。
学校までの距離が遠い子は早くに家を出ないといけませんが、近距離の子は早く着きすぎても正門が閉まっていることがあります。
歩いて何分くらいで登校できるかを、事前に調べておくのもよいかもしれませんね。
近くに住む子供たちで班を形成して登校する、集団登校を採用している学校も多くあります。
(その場合は、事前にどの集団に入れてもらって登校するのか、何時に集まるのかの確認が必要です。)
下校時間
小学1年生の下校時間は、入学しておよそ1週間は13時30分頃下校です。
はじめの3日間くらいは給食を食べた後、教師が引率のもと集団下校します。
その後は各自で下校します。
学校生活にも慣れてきて、初めての給食参観がある2週目あたりから、5時間目終了後の14時30分頃に下校します。
(各学校、自治体によって多少のばらつきはあるかと思います)
遅刻した時はどうすればいい?
遅刻してしまう場合がどうすればよいでしょうか??
集団登校の班長に知らせる
集団登校を採用している学校でしたら、まずは同じ班の子に先に行ってもらうことを伝えます。
子供は時計を持っていないので、班の子が来ないといつまでも待たされる可能性があります。
1年生の間は朝遅くなることもしばしばあるでしょうから、お知らせは忘れずしてあげてくださいね。
正門のインターホンを押す
ご存知かもしれませんが、学校は防犯上、インターホンで誰なのかを確認してもらわないと入校することができません。
8時25分頃をすぎると、正門の大きい方の門を閉めてしまいます。
慣れていないうちは、子供は戸惑うかもしれませんが、門が閉まっていてもインターホンを押して入ることを教えておいた方がよいかもしれません。
電話連絡があればベター
朝の会がある8時40分頃に担任は出欠席の確認をします。
この時点で連絡なしで児童が来ていない場合、登校中にトラブルに巻き込まれててはいけないので、すぐに家庭に連絡の電話を入れて確認しないといけません。
朝の大事な時間に子供たちを教室に残して、職員室に走らなければいけないので、遅れる場合は前もって連絡があると担任はすごく助かります。
保護者同伴はなお良い
遅刻した時間に一人で登校するとなると、大人や子供たちの目がない分、交通事故や不審者のリスクが上がります。
登校の時間が過ぎると、地域のボランティアさんたちも引き上げてしまいます。
学年が上がればほぼ心配なく通えますが、1年生の間は同伴されるほうが安心かと思います。
休む時はどうすればいい?
何時くらいにかけるのが都合がいいですか?
朝の電話連絡
欠席する場合は、できるだけ早い時間、7時半~8時頃までに電話連絡を入れられることをおすすめします。
7時半には教頭先生や若い先生は出勤して準備を始めています。
担任が出勤していなくても、言づけで構いません。
子供たちが登校して、バタバタしている8時10分以降よりも、早い時間帯の連絡の方が担任には喜ばれます。
旅行や家の都合などで事前に休むことが分かっていれば、前もって連絡帳に書いて知らせておけば、当日慌てることがありません。
兄弟、友達に連絡帳をたくす
仕事などの都合で電話連絡が難しい場合は、きょうだいもしくは近所に住む友達に持って行ってもらうと良いかと思います。
連絡帳は連絡帳袋に入れて渡すとなおよいです。
はだかで渡すと、放課後に持ってきてもらう際に、その日のプリントなどが汚れてしまったり、紛失してしまったりすることがあります。
雨の日だとしなしなになってしまいます。
また、担任が大きめの封筒を用意する手間も省けます。
忘れ物をしてしまったら?
私、早い時間に仕事で家を出るので、届けることができないんです。
登校したら取りに帰れない
たまにあるのが、子供が学校まで登校してから、「忘れ物したから取りに帰っていいですか?」ということです。
防犯上、一度登校したら一人で帰らせてはいけないのが基本的な決まりです。
プールのある時期などに多いですが、家に保護者がいない場合は、残念ですが諦めてもらうことになります。
そうならないように、前日に一緒に確認しておくことが大事ですね。
公衆電話か担任が保護者へ電話
公衆電話がある学校であれば自分で電話をかけたり、担任にお願いして家に連絡してもらったりすることになります。
1年生の場合、自分で言い出せない子供もいるでしょうから、忘れ物があれば担任が確認して保護者へ連絡することがほとんどです。
学校に貸し出し用のものがあれば、それを使ってもらうこともあります。
距離が遠い場合はどうしたらよい?
もう自転車に乗れるので、自転車通学はだめですか?
だめですよね・・ははは。
自転車通学は基本だめ
学校までの距離が何キロもある田舎の小学校でなければ、自転車通学は認められないでしょう。
1年生だと、交通事故のリスクも大きいですし、まず認められないかと思います。
保護者の後ろに乗せてもらって通う分には問題はないかと思いますが、集団登校のある学校では歩いて登校するのが基本です。
送り迎えしている保護者もいる
家庭の事情やいじめの問題もあり、現在は役所の許可がおりれば別の校区から通わせることもできるようになりました。
普通に歩けば30分以上かかるであろう所から通わせているご家庭もありました。
子供だけで歩いて帰るときもあれば、お母さんが車で迎えに来られる日もありました。
保護者にとっては大変かもしれませんが、万が一のことを考えると状況に応じて送迎されることも必要なのかもしれませんね。
防犯対策はどうすればよい?
登下校での防犯対策は大丈夫なんでしょうか?
集団での行動を意識させる
ずいぶん物騒な世の中になったものですね。
どこの学校の子供にも、通り魔や交通事故のリスクが考えられます。
そのような危険から大人が子供を守らないといけないということで、登下校時は地域のボランティアさんが”見守り隊”といった活動をしている学校も多くあります。
ですが、全て目が届くわけではないので、やはり子供自身での防犯意識を高めることがまず大事だと考えられます。
そして、なるべく一人で登下校することのないよう、各家庭での意識づけが必要かと思います。
自治体によっては、防犯の笛を児童に配るところもあるそうです。
防犯ブザー、GPS、携帯を持たせる
栓を引き抜くと、かなり大きな音が鳴り響く防犯ブザーをつけている小学生はわりと多いです。
教室で鳴ってしまうと、それなりにイラっとしてしまいます。
文具が売ってあるような大きなスーパー、ライフやイオンなどでも防犯ブザーを購入することができます。
GPS機能のついたICチップ、”ミマモルネ”を持っていると、学校を出た時刻をお母さんの携帯にお知らせしてくれます。
入学してから学校で申し込み用紙が配られるかと思います。
(扱う商品は、各自治体によって変わってくるかと思います)
学校に携帯電話を持たせるご家庭が、この10年で急激に増えています。
学校によって対処の仕方は様々で、朝一で回収して放課後に返す学校や、持ってきててもランドセルの中にしまっておいたらO.Kの学校もあります。
(管理職の判断で微妙に変わってきます)
子供の防犯を考えれば、キッズ携帯はこれからも必須のアイテムだと言えるでしょう。
まとめ
・登校時間は7時45分~8時25分くらいまで
・遅刻はインターホンを押して入る
(保護者からの電話があるととても良い)
・休む時は朝の電話か連絡帳を託す
・忘れ物は保護者が届ける
・距離が遠い場合、心配であれば送迎する
・防犯のために集団で行動、ブザーや携帯電話を持参させる
小学校になると環境ががらっと変わり、保護者もお子さんもはじめは戸惑うことでしょう。
分からないことは学校に電話をして確認すれば、たいがいのことは親切に教えてくれるかと思いますので、安心して新年度を迎えていただけたらと思います。
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この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
貴重なお時間をいただき、最後まで読んでくださりありがとうございました!