中根のコラム

悲しいニュース。空は晴れてるけど。

aki-dylan

吹田市民の方、お子様をもつ親御さんはご存じだと思いますが、昨日、とても痛ましいニュースが流れてきました。

どうにもやるせない気持ちです。

帰宅して、夕食時にもその話題になりましたが、悲しくて悔しくて、どうしようもない気持ちで泣けてきました。

親御さんやその子の気持ちを考えるとたまらないです。

ここから距離も近く、自分にできたことはなかったんだろうかと、考えても仕方がないことがグルグルと頭の中を回り続けていました。

自分の子には行かせない

公立校には行かせない。

これは僕の中にある、明確な答えです。

13年、公立の小学校にお世話になってきましたが、中を知っているからこそ、自分の子どもをあえてそんな場所には通わせたくないと、子どもが生まれる前から考えていました。

もちろん、熱心な、心ある頑張っている先生もたくさんいます。

けど、決まって通う意味あるんでしょうか?

とくに中学校。

内申点をぶら下げて、すべて減点法で生徒の行動を制圧する。

言い方悪いですけど、それが事実ってところもありますよね。

30年前は、圧倒的な腕力で僕らは従わされてきました。

その当時の空気感は今でも忘れないです。

今の時代、手を上げようものなら、すぐに処分され、ニュースにもなります。

そこで働く教員としては、腕力、恫喝に頼らず、大人数の学生を束ねるには、内申点という人生の選択肢を人質にするしか致し方ないのかもしれません。

ですが、今の学校、とくに中学校、ほんとにこれでいいんでしょうかって、10年前から同じこと思ってます。

僕が放課後寺子屋を作った理由の一つに、いつまでラットレースに子どもを付き合わせるんですか?

というアンチテーゼがあります。

僕が学生だった頃となんら変わっておらず、むしろ学歴競争が激化しているようにも思えます。

もうとっくにそんな時代じゃないのに。

答えのない、つかみどころのない、安定も補償もない時代だからこそ、自分で考えて行動に移せる柔軟さと、たくましさが本当に必要な時代なのにね。

未だに、言われたことを言われた通りにできる、ロボットみたいな人間が評価されるようなことを公教育で行っている。

僕は通わせようと思わないし、行かないという選択をしたならば、むしろそのことを褒め称えるかと思います。

劣等生、落ちこぼれ、不良にもなれない。

もう30年も前の写真です。

学生時代、とにかくイキがってました。

後ろに座って、ガンを飛ばしているのが僕です。

暴力、いじめも当たり前にあった時代です。

強くなければ、生き残れない。

そんなスクールカーストの中で、毎日ギスギスした気持ちで過ごしてきました。

荒みますねぇ。

真面目はかっこ悪い。

反抗もたくさんしてきましたし、中学の授業も毎時間寝ているような中学生でした。

併せて、空気の読めない、多動気味なところもあり、今の時代なら、確実にADHDと診断が出されているんじゃないかと思います。

子どもなりに、戦ってたんです。

吞まれたくない、流されたくない、服従させられたくないと。

そして、不良になる意味すら分からず、ずーっとどこにも漂着できない学生でした。

いつでもどこからでもスタート地点はある

そんなダメダメで、自信もなく、自己肯定感も底についているような僕でも、それなりになんとかなっています。

それは、親や周りのサポートも大きいし、プラス、大事なことに気づけたからだと思います。

大事なことって、他人が作ったレールで生きないということです。

内申も入試も学歴も、その土俵での価値観でしかなく、一つの方法、選択肢でしかない。

その領域内では落ちこぼれ、弾かれた者だったかもしれないですが、他のフィールドで戦えるチャンスは世の中に出れば腐るほどあります。

学校内で与えられた価値観なんて、ほんと一握りなものでしかなく、それを全てであるかのように話す教師の多くも、それ以外のフィールドを経験したことがない人であったりもします。

だから、親でも学生さんでも、当然、今現時点で当事者であれば、不安にもなるし焦りも、絶望もするんですけど、

スタートはどっからでも切れるんです!!!

で、たっぷり時間かけて、経験を積んで自分しか出せない色になっていったらいいんです。

僕は30歳から会社員を辞めて教員、43歳から安定の公務員を捨てて経営者です。

早々に受験戦争からはじき出された、落ちこぼれの僕でもこのくらいはなれるんです。

だから、どうかどうか、狭いしょうもない価値観の学校がこの世のすべてなんて思わないでほしいです。

逃げたくなったら逃げたらいいんです。

さぼりたくなったら、さぼればいいんです。

本当にやりたいことに出逢えたら、休めと言われても、毎日やりたくなります。

今の僕がそんな感じです。

だから、泣くほど悔しかったんです。

今苦しみのどん底にいる子に出逢えなかったことが。

もしかしたら、何か力になれたかもしれないと思うと。

せめてREAOに来てくれる子には全力で関わりたいし、自分の生きざまも見せていきたいです。

人生、そんなかっこいいもんじゃないよ。

どろっ泥やでぇて。

学生対象で相談相手の駆け込み寺しようかな思いました。

いつでも駆け込んできてほしいです。

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