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2階から息子を投げ落とした母親を救えなかった悲劇【母親はがんばっている!】

aki-dylan

こんにちは、ココハレです!

当ブログにお越しくださりありがとうございます!

この記事は、2階から息子を投げ落とした母親を救えなかった悲劇【母親はがんばっている!】というテーマについて書いています。

2020年3月9日に、岐阜県で母親が2階から4歳の子を投げ落とすというショッキングなニュースが流れました。

驚いたのと同時に、すごく胸が痛くなりましたね。

母親にとって子供ってほんとに大切な存在だと思うのに、そんなふうに追い詰められてしまった母親の状況を考えると思わず泣けてきました。

自分が親になって、初めて理解できるようになった感情です。

もしかしたら、僕が独身であれば、この母親をトンデモナイ母親!!と責めていたかもしれません。

子供にとっても大好きな母親にされたことは心の傷になってしまったでしょうし、泣きながら自分の家まで戻った姿を想像すると胸を締めつけられる思いです。

この記事は、そんな事件を起こした母親にどうこう意見するつもりはなく、

この事件をジャーナリストのつもりなのか、母親のプライベートまでを掘り起こして、面白おかしく扱っているブロガーに物申したい思いで書いたものです。

また、世の子育て中の母親の大変さを再考するきっかけになればと思います。

興味がありましたら一読くださいね。

子育て中の母の大変さ

育児、子育てを経験した人なら分かる、逆を言えば育児も子育ても経験していなければ、分かりっこないことだと思います。

僕は小学校教師をしていて、38歳まで子供を育てたことがなかったのですが、親の目線や気持ちに立って仕事ができているように思っていました。

だけど、実際に子供を授かってみて、1から育児に参加して思うことは、母親の抱える大変さは並大抵のものじゃないということです。

その分、子供に対する思いも、とてつもなく大きなものなんですね。

ネットではいろんな意見がありますけど、面白おかしく、広告収入を得るためだけのために、投げ落とした母親のプライバシーを調べ上げてさらす人がいて、ほんと悲しくなります。

この母親のしたことはやってはいけないことは間違いないですが、それを他人がごちゃごちゃ意見できることでもないと僕は思います。

こんな状況にまで追い詰められた母親はほんときつかったと思うし、周りに助けてもらえる環境もなかったかと思うと、ただただ胸が痛くなります。

一人で抱え込まないといけない環境

息子と二人で生活していたみたいですけど、シングルマザーってほんまに大変やと思いますよ。

夫婦で育児やってても、お互いヘトヘトになったり、ガクーンてへこむことだってあります。

だけど、夫婦で二馬力だったら、なんだかんだいってもなんとかやっていけるもんなんですよ。

それが母親一人の力で、子供を育てて、生活費や教育費も稼いでとなると、そらアタマがバーンってなっても当然だと思います。

こんなご時世ですから先行きも不安ですし、子育て家事、仕事としなきゃいけないことも山積みだし、それにかぶせて子供が駄々こねてかんしゃくでもおこそうものなら、突発的に気がくるってしまいますよ。

子供を投げることを肯定しているんじゃないですよ。

ただ一部のブロガーの、これは格好のネタになるとプライベートの情報までほりさげて、これ見よがしに母親の実名をさらしまくるという低次元さに、腹が立ちますし、悲しいわけです。

子育て中の母親の大変さを知っていれば、こんなことはできないと思うんですがね。

たとえ逮捕された母親であっても、子供にとっては世界でたった一人のお母さんなのだから、あかの他人が広告収益のために面白おかしくたたき上げるのはよろしくないと僕は思います。

自制がきかなくなってしまう恐ろしさ

子供の泣き声って、ほんと不思議なもんですごく不快な部分を刺激してくるような感じがするんですね。

科学的な根拠があるかは知りませんが、僕も妻も同じことを感じています。

なので、泣きわめいていたら、放っておくことができないし、それでも泣き続けられると結構メンタルにくるんですよね。

夫婦で育児・子育てをしている家なら、どちらがの親がしんどくなったら交代するなりの対策がとれますが、一人だとそれができないのがめちゃめちゃ辛いと思います。

以前、妻とケンカして、自分自身がイライラしている時に輪をかけるように、赤ちゃんが駄々をこねて、ワーギャー泣きさけんだときがあったんですが、その時は一瞬、自分自身の思考が怖くなりましたね。

ほんとに可愛くて、大事な赤ん坊なのに、イライラがピークに達するとうとましく思えて、八つ当たりしそうな自分がいるのを感じました。

それでもまだ僕の場合は、自制が効く、コントロールできるくらいの余裕のある環境だったので、行動には移さなかったものの、

一人で全てを抱え込んでいる状況だったら、自制が効かなくなってしまう状況は理解できます。

僕自身、あとで落ち着いて冷静になった時に、大切な赤ちゃんに想像であれ危害を加えるようなことを考えてしまった自分自身をものすごく責めました。

なんでそんなこと考えてしまうんだろう・・・て。

そのくらい人間て、追い詰められたり、イライラがピークになると平常では考えないようなことを突発的にやってしまう恐れがあるんだと思います。

だから少なくとも、育児のしんどい経験をしたことがない人が、この事件を起こした母親を責めるのはおかしいと思うんですよね。

母子ともにケアを

きっと、獄中で母親は悔いても、悔やみきれない思いでいっぱいだと思います。

やってしまったことは犯罪ですけど、そうせざるを得ない状況になってしまったのは、この母親だけの責任ではないと思います。

服役して、また元のように子供と生きていけるようになって欲しいと思いますし、そのために罪をつぐなうのと同時に心のケアもしっかりしてあげてほしいなと思います。

こんな状況になるまでに、相当がまんもしてきただろうし、悩みもくさるほどあったんだろうと思います。

今回の件で、自分自身の中にも大きな傷ができてしまったでしょうから、二度とおなじことを繰り返さないように、心のケアと周りの身内なり行政なりのサポートが必要だろうなと思います。

そして当然、子供の心のケアは何よりも最優先にしていただきたいですね。

恐怖心も残りますが、母親にされた悲しい記憶はずっと残るでしょうから。

記憶は消すことはできませんが、この子供が大きくなり、母親への理解がもてるころになれば、解釈を変えることはできます。

それも簡単なことではないと思いますが、この子供が物心つくころに母親を憎んでしまわないように、心のケアをしっかりしてあげてほしいです。

だから、目の前の事象だけをみて、この母親を面白おかしく、興味本位で叩くのはよろしくないと思うんですよ。

ブログ記事はその時、書いて読んで、それで終わりかもしれませんが、

この親子はこの先もずっとこの問題と向き合って生きていかないといけないわけです。

広告クリックの数百円、数千円の収益のために、この母親を吊るしあげるブロガーはどういう心境なんでしょうか。

自分の生活のためなら、犯罪者はどう扱ってもいいっていう感じなんでしょうかね。

ネット社会には人権感覚は存在しないんでしょうか。

僕がここで発信したところで、世の中が変わるわけでもないですが、

なんだかなぁ・・って思ってしまいます。

時間がかかっても、また二人ですごせる日がやってきて、がんばって生活していってほしいなと願っています。

世の育児・子育て中のお母さん、十分がんばってますから、がんばりすぎないでくださいね!!

まわりに助けを求めるなり、夫にキレるなりしてください。

一人で抱え込まずに、自分と子供の人生を大切にしていただきたいです。

貴重なお時間をありがとうございました。

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