秋への移ろいを感じながら楽しむアロマ

夏から秋へ――。夏の間は汗をかくので、香水なども控えめにしていたけれど、空気がからりとしてくると香りも広がりやすいので、香りを楽しむにはいい季節。

秋になると急に、ファッションや食材などにも色彩を感じるようになる。ボルドー、黄色、オレンジ色やモスグリーン、アースカラーのグラデーション……。こうした秋らしい色を香りで表現してみるのも楽しい。

秋らしい香りとは

マンダリン、ラベンダー、ゼラニウム、ジャスミン、ベティバー、フランキンセンス、ローレル……。秋には、少し甘くてこっくりした香りがよく似合う。色のグラデーションをイメージしてアロマを重ねてみよう。

  • マンダリン 4滴
  • ラベンダー 2滴
  • ジャスミン 1滴
  • フランキンセンス 2滴
  • ベティバー 1滴

柑橘の中でもコクがあるマンダリンに、ラベンダーやジャスミンで心をゆるめ、フランキンセンスとベティバーでしっかりと地に足をつけた香りに。秋になったら、おしゃれと一緒にこんなふうに香りを楽しむのもおすすめしたい。

質のよい眠りのために

秋の夜長。夏の疲れをいやすためにも睡眠はしっかり取りたい。ファッションのように楽しむ香りもいいけれど、アロマは眠りの質を上げるためにも活躍してくれる。

よい眠りを誘うのに精油が持つ主な作用は以下の4つ。

①不安を和らげる作用
日中、嫌なことがあったり、気になることがあったりしても、気持ちを明るくしてくれる作用。
②自律神経を調整する作用
ストレスの多い生活では交感神経優位の状態が続きがちだけれど、そんな自律神経のバランスを整え、副交感神経優位の状態にして心をリラックスさせてくれる作用。
③鎮静作用
イライラを鎮めてリラックスさせてくれる作用。
④女性ホルモンのはたらきをサポートする作用
女性の場合は特に、ストレスや疲労などによってホルモンバランスを崩しやすく、それによって気持ちも大きく変化しやすい。そんな女性ホルモンのはたらきをサポートしてくれる作用。

では、こうした作用を持つ精油をピックアップしてみよう。

・ラベンダー Lavandula angustifolia
まずおすすめなのがラベンダー。自律神経を整えてくれます。鎮静作用が高く、ベッドに入ってなかなか眠れないときに「寝なきゃ」というざわざわした不安も穏やかに消し去ってくれる。
・オレンジスイート Citrus sinensis
柑橘系の中でもいちばん人気の精油。気持ちを明るくして不安を和らげてくれる。ラベンダーとのブレンドは「夜向けのブレンド」としても人気。
・ベルガモット Citrus bergamia
紅茶のアールグレイの香り付けにも使われるビターな柑橘類の香り。抗うつ作用があり、不安を取り去って心を落ち着かせてくれるのが得意。消化促進や乗り物酔いなどにも。男女問わず人気。
・サンダルウッド Santalum album
白檀の香り。ウッディーな香りは鎮静作用をもたらし、心を落ち着かせてくれる。瞑想のほか、呼吸器系にもはたらきかけ風邪の予防にも。
・フランキンセンス Boswellia carterii
キリスト誕生の時にささげられたと言われている古代からある香り。女性ホルモンのはたらきをサポートしたり、深い落ち着きをもたらしたりしてくれる。呼吸器系のトラブルにもおすすめの精油。

これらの香りをティッシュペーパーに4~5滴垂らして、枕元にしのばせてみよう。そしてゆっくりと深呼吸するようにしていると、だんだんと心が落ち着き、眠りに誘われるのがわかるはず。

深まる秋。香りをまとって、気持ちも体も自然に楽になる、そんな時間をお過ごしください。

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