“小顔”をかなえるナチュラルなコントアーメイク

ヘアメイクアップアーティストとして、雑誌や広告の第一線でモデルや女優のヘアメイクを手掛ける長井かおりさん。2016年に発刊した『必要なのはコスメではなくテクニック』は7万5000部を超えるヒットで、一般の人向けのメイクの教室も大人気です。今回は、ハレタルサポーターさんから募集したこちらの質問に答えていただきました。

年齢とともに、なんだか顔が大きくなってきたような……メイクで小顔になることはできますか?(40代/R・Iさん)

年とともに「顔が長くなった」「大きくなった」と感じる人はたくさんいる。一般の方向けのメイクレッスンでも、今回のテーマと似たお悩み相談を受けることは多い。

Photo by MARIA

もちろん、メイクで“小顔化”することはできる。昨年からまたはやり出したのが「コントアーメイク」。海外セレブがSNSで発信したことで話題になったメイク手法で、ハイライト(光)とシャドウ(影)を使って顔を立体的に見せるというもの。顔が立体的になると、小さくやせた見た目になるから不思議だ。

日本人がコントアーメイクをするときに気をつけたいのは、“やり過ぎ”てしまうこと。今回は、家にあるパウダーやブラシ、手頃な価格で買えるプチプラコスメを使った、ナチュラルなコントアーメイクを提案したい。

ちょっとしたコツで彫りが深く

まずはいつも通りに、リキッドファンデーションでベースを作る。ベースの作り方がわからなければ、以前のコラム「簡単テクでファンデの仕上がりが変わる」を参考にしてみて欲しい。

用意するのはマットなブラウンカラーのシェーディングパウダー。私のオススメは、キャンメイクの「シェーディングパウダー(デニッシュブラウン)」。ダークなパウダーであれば何を使ってもいいけれど、ツヤが出過ぎないようややマットなタイプのものがいい。

それから、ハイライト用の明るめのパウダー。これもプチプラブランドで手軽に買える。シェーディングとハイライトが一つになったパレットもオススメだ。KATEの「スリムクリエイトパウダー」は使いやすい。

シェーディングパウダーはマットなタイプを選んで

まずはシェーディングパウダーを上まぶた、下まぶた、ノーズシャドウ、ほほ骨下にのせる。次にハイライトパウダーを、目の下の三角ゾーン、ほほ骨の高いところ、上唇の山にのせていく。パウダーをブラシにとって付けていくのがいいけれど、下まぶたのシェーディングパウダーと、上唇の山のハイライトパウダーは細かなパーツなので、チップで付けるのがオススメ。

最後にチークブラシで、チークパウダーをやや中央寄りのほおにのせ、いつも使っているフェイスパウダーを少量、パフかブラシでのせるだけ。これでコントアーメイクの出来上がり。メイク前より顔が引き締まった印象になっているはず。慣れるまでは、少し時間に余裕があるときにぜひ試してみてほしい。

コントアーメイクを施した筆者。メイク後は、顔がキュッと引き締まって彫りが深く見える

ちなみに、海外セレブがコントアーメイクでよく使うのは、専用のクリーム。ただクリームの扱いは難しいし、どうしてもメイク崩れしやすくなる。コントアーメイクを“日常使い”するなら、今回お伝えしたようにパウダーを使うのがいいと思う。

顔の内側から筋肉を鍛える

「年とともに顔が大きくなった」と感じるなら、それは筋力が衰えているからかも。コントアーメイクのようなテクニックを覚えるのももちろんいいけれど、日頃から「顔の筋力を鍛える」ことも意識してみてほしい。

私がよく行っているのは、舌で法令線を口の中からなぞるようにつついたり、歯ブラシの裏で歯ぐきを押したりする方法。よく美容の研究会にも顔を出しているが、顔の筋肉を鍛えるには、口の中から刺激するのがよさそうだ。凝り固まっている筋肉をほぐしているうちに、顔全体のコリもほぐれてすっきりしてくる。

日々のエクササイズと、ここぞというときのメイクテクニック。両方合わせて、小顔をかなえてほしい。

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