チャームポイントを生かすナチュラルメイクって?

Photo by MARIA

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その人が持つ美しい部分を生かしたい。私はつねにそう思いながらメイクの仕事をしている。

いわゆるナチュラルメイクがはやり出してからもうずいぶん経つ。女性誌の撮影でもつけまつ毛が必須で、目元をかなり強調するアイメイクをしていた頃が懐かしい。

気がつけば長いナチュラルメイク期だけれど、つねに変化していくのがメイクの世界でもある。ただ単に雑誌に載っているメイクをまねるのではなく、自分の個性をうまく生かした、自分だけのナチュラルメイク。これが今のナチュラルメイクの“正解”だ。そんなメイクは、他人から見てもしっくりしてこなれ感があるから好感度が高い。

やればやるだけ身に付く

メイクでいうところの「個性」は、その人をより自分らしくすてきに見せてくれる「チャームポイント」のこと。

ところが、チャームポイントを生かしたナチュラルメイクを手に入れるのはそう簡単ではない。自分の特徴をよく把握して、生かすところと頑張らないところを見極めることが必要だから、たった1回のメイクではとても答えは見つからない。毎日毎日、コツコツと繰り返していく中で見つけ出していくものなのだ。メイクはある意味でスポーツみたいなもの。やればやるだけ身に付くのだと思う。

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チャームポイントはできれば自分自身で発見してほしいけれど、一つポイントを伝えられるとしたら「メイクに時間をかけなくても済むパーツ」のこと。

「アイラインはいらないかも」と思う人は、きっとくっきりとした目がチャームポイント。「まゆをほとんど描いていない」という人なら、自然でフサフサした太まゆ。「ファンデーションは薄く塗るだけでいい」という人は、肌トラブルのない美しい肌。誰にだってチャームポイントは必ずある。

主役を引き立てる

チャームポイントが見つかったらそこが主役になるよう、ほかの部分のメイクを加減していく。チャームポイントは素材自体が美しい部分なので、そこまで手を掛けなくても大丈夫。と言っても何もしないという意味ではなく、過剰に盛らずに引き立たせることが大事。

肌がチャームポイントなら、ファンデーションは薄くナチュラルにツヤを意識して仕上げる。発色のいいオレンジのチークを広めに入れれば、フレッシュな印象に。長さの出るマスカラを使えば、目元にインパクトも出る。

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まゆがチャームポイントなら、まゆマスカラでラフに仕上げてほしい。アイラインはきちんと入れて目元の印象をアップさせる。リップはトレンドの赤系を指でラフになじませると、抜け感があっておしゃれな雰囲気に仕上がる。

その人の内面が見えなくなってしまうようなメイクは、今の時代、失敗だろう。チャームポイントメイクは、本人の内面の美しさが感じられ、自然体でリラックス感があり、見ている人を幸せにする。

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