私たちにとってベストなはたらき方って?

この記事は『ハレタル』コンセプトマガジンプレ創刊号に掲載された和田明日香さんと『ハレタル』編集長・堀越千代のスペシャル対談です。

はたらくか、はたらかないか───。“0か100”の選択じゃなく、家のことも、はたらくことも両方楽しめたらいいのに。そんな“ありたい姿” について、2人のはたらくママが語り合いました。

100%じゃないとはたらいちゃいけないの?

◆堀越◆
先のインタビューで「専業主婦時代はモヤモヤしていた」とおっしゃっていましたが、それは今の社会に問題があると思うんです。はたらくかはたらかないか、0か100かしかない、みたいな社会。0だと専業主婦になってモヤモヤするけれど、100だと今度は家庭のことに手が回らなくなる。ちなみに和田さんは0から100まであるとして、今のお仕事のペースはどれくらいですか?

◇和田◇
40〜50くらいです。全然100じゃない。そもそも私自身、今は100ではたらくことを望んでいません。家庭と仕事、気持ち的にちょうど半分ずつでいられるのが今はいいなと。

◆堀越◆
私は今、100ではたらかざるをえない状況ですが、本当は30くらいにしたいなと思っているんです。でも同じような気持ちではたらいているママはたくさんいるだろうし、今はたらいていないママでも「100は無理だけど30ならできるかも」という人はたくさんいるはず。だから子育て中の主婦が30とか40くらいのペースではたらけるような機会がもっともっとあればいいのになと思っています。

◇和田◇
保育園に入れない問題も「はたらきたい」を妨げる一因になっているように思います。はたらくためには子どもを保育園に入れなきゃ保育園に入れるためにはバリバリはたらいていないと……って。

子育てを優先しながらでもはたらける社会が理想

◆堀越◆
たとえば「保育園に入れないなら、子どもを連れてきてできる仕事をやってください」とか、「子どもが幼稚園に行っている14時までの間でできることをお願いします」とか、そういうはたらき方ができる社会になればいいですよね。

「10年後の“わたし”が輝く自分にしっくりくるはたらき方は、きっとある」堀越千代

堀越「10年後の“わたし” が輝く自分にしっくりくるはたらき方は、きっとある」

◇和田◇
それは最高ですね。今の時代は仕事というものが会社や体制に決められすぎているんゃないかと思います。やることさえやれば、出勤も労働時間も自由でいいと思うんですよね。100人いれば100通りの子育てがあるように、100通りのはたらき方があるべき。「もっと柔軟に考えてもいいんだよ」って誰かが言ってくれれば、ママたちはきっと気持ちがラクになると思うんです。

一歩外に踏み出せば新しい世界が待っている!

◆堀越◆
和田さんはお仕事の量や内容をご自身でコントロールされているんですか?

◇和田◇
はい。やりたいかやりたくないか、スケジュールに無理がないか。決めるのは自分です。

◆堀越◆
自分のペースではたらけるって、ほんと重要ですよね。

◇和田◇
私の仕事はちょっと特殊かもしれないですけど。やりたくないことはやらないように、やりたいことばっかり「やりたい!」と言って生きてきたら、自然とやりたいことが集まってくるようになりました(笑)。自分なりの居場所を自分で開拓してきた、という感じです。

◆堀越◆
ただ、みんながみんな、そんな幸せなはたらき方を見つけるのって大変。そういうときに基準になるのが、「10年後に自分はどうなっていたいんだろう」という視点だと思うんです。今ははたらかないという選択をしたとしても、「あと2~3年経ったら考えようかな」とか見通しがつきますよね。少し先の“わたし”を思い描くことが、自分らしいはたらき方を見つける第一歩になるんじゃないかな。

◇和田◇
あとは、少し外に目を向けてみること。イベントに出かけてみたり、記事を読んで勉強を始めてみたり。ちっちゃくてもいいからいろんなことをあっためていると、思いがけないつながりが生まれたりしますから。

和田「外に目を向けていれば降り注いでくるチャンスや刺激に気づくことができる」

◆堀越◆
でも、新しい一歩を踏み出すのって勇気がいりますよね。

◇和田◇
私は1人目の子育て中、ベビー雑誌のモニター座談会に参加したことがあります。それをきっかけにいろいろな依頼を受けるようになって。視線を外に向けていると、ときどき何かが降り注いでくるんですよ。下ばかり見ていたら気づかないけれど、たまにきょろきょろしてみると降り注いでいるはず。

◆堀越◆
『ハレタル』って、まさにそういう意味なんです! 自分がふさぎ込んでいると晴れていることにも気づかないけれど、ちょっと目線を上げると「あ、日差しが出ていたんだ」と気づく。そんな新たな気づきを発信していきたいと思っています。

※この対談は2016年6月22日に実施されました。

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