幸せは身近なところにある

Phot by MARIA

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「幸せになること」は、きっと誰もが望んでいることだと思う。 では「幸せ」とは、どういう状態のことだろう。

生活が豊かになる。人間関係が充実する。ストレスがなくなる。夢がかなう。家族の仲が良くなる……。幸せ、と聞いて、パッと考えつくことは、人それぞれあると思う。だが、今挙げたような「目に見えること」が、本質的に私たちを幸せにするわけではない。

どんな状況でも見いだせる

私たちは、どんな状況にいたとしても、今手元に望むものがないと感じたとしても、今すぐ幸せになることができる。

たとえ物質的に満たされていて、他人からすれば絵に描いたような幸せに見えたとしても、「幸せだと感じる心」がないと心の底から満たされることはない。逆に、どんな状況の中でも、幸せを見いだすことができれば、いつだって幸せで満たされるのだ。

高級レストランのように、豪華な食材を使った料理はできない。でもスーパーで新鮮な旬の野菜をタイミングよく買えて、料理したらとてもおいしく家族も喜んでくれた。日常にあるこんなエピソードだって、とても幸せなこと。むしろ日常からこそ得られる幸せとも言える。

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私はこうした「何げない日々の中に見いだす」ことこそが、幸せになる唯一の法則だと思うのだ。

幸せというのは、すぐそばにある。変わることで幸せになれるのではないし、物やおカネを得ることで幸せになれるとは限らないのだ。

普段はせかせかと急ぎながら歩いている街も、少しだけゆっくり歩いてみる。季節や時間帯によって移り変わる雲と日差しのコントラスト。毎日通っている道端に咲いていた美しい花。

ほんの少し視点を変えてみることで、日常の中には“小さな幸せ”が、これでもかというほどにたくさんあるのだと気づけるのではないだろうか。

選ばなかった人生

ではどのように幸せを見つければいいのだろう。

ポイントは、外側ではなく内側。幸せは、自分の意識次第で感じとることができる。

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世の中の女性の生き方はさまざまだ。仕事が好きだという人もいるし、家庭に重きを置くと決めた人もいる。仕事も家庭も充実させたくても、すべてをいっときにかなえることはなかなか難しい。

キャリアを築き始めていたけれど、出産を機に仕事を辞めてしまった、という人もたくさんいるだろう。逆もまたしかりで、仕事が楽しくて辞められないために結婚や出産を後回しにしている人もいるだろう。

選ばなかった道を進んでいる友人を見ると、「そういう生き方もあったよね」とうらやましく思うこともあるかもしれない。私たちは、誰かと自分を比べたとき、自分に“足りない”ものに目を向けてしまいがちだ。

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人は成長しようとして、どんどん次へと変化を求めていく。だからこそ、今ではなく“次”へと進もうとする。 自分もああなりたいとあこがれて、ふと現実に立ち返って、うまくいかない日常に焦りを感じることもある。

けれども視点を変えて、“次”ではなく“今”に目を向けてみてほしい。本当に欲しかったものは目の前にあるはずだ。

幸せだから次へ進める

それは、過去の自分が選択し、欲しかったものが今現実となっているから。いつもそばにあるがゆえに、大切さを実感できないこともあるはずだ。ほんの少し立ち止まり、目の前にあるものに気持ちを通わせる。そんな時間を取ってみてもいいと思う。

「今はまだ幸せにはなってはダメだ」と思い込んでいる人もいるかもしれない。でも心の底から満たされ、自分の心が豊かになるという幸せは、成長や変化とは関係のないことだ。「今の自分」を受け入れて現状に満足したからといって、成長できないわけではない。

むしろ、今が幸せで心が満たされているからこそ、自分が好きなように歩み、自然と成長していける。等身大の自分のままで次へと進んでいけることが大切なのだ。

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