小さい子がいるからこそできるおしゃれがある

Photo by MARIA

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服に迷ったとき、いつも何を参考にしているだろう。着回し提案の「コーデ本」や雑誌、インスタグラムなどのSNS……おしゃれの参考にする媒体はさまざま。

最近では、スタイリストを利用する人も増えてきた。スタイリストというと芸能人など特別な人向けという印象があるかもしれないけれど、一般の人でも、個人向けのファッションスタイリストサービスを利用すれば、普段の着こなしや着回しを提案してもらえる。

一般の

一般の方にアドバイスをしている(写真は筆者)

私は“ママ専属”のファッションスタイリストとして、「似合う服だけで豊かな暮らしを」をモットーにおしゃれの提案をしている。お客様の予算に合わせてショッピングに同行したり、手持ちのアイテムから、組み合わせ方をアドバイスするワードローブカウンセリングをしたり。おしゃれのアドバイスをすることで、お母さんたちに笑顔になってもらいたいと思いながらはたらいている。

カジュアル化していく

“ママ専属”のファッションスタイリストとして活動する私自身、小学生になる娘2人の母でもある。子どもたちが小さかった頃のファッション、と、小学生になった今のファッションはかなり違う。よく雑誌などで「ママファッション」と一括りにされることも多いけれど、その中身にはステージ(段階)がある。

まずは、「プレママ」とも呼ばれる妊娠期。おなかが大きくなるため、今まで着ていた洋服はだんだんと窮屈になり、おしゃれに着こなすのが難しくなる。お腹をやんわりとカバー(保護)しようとする意識が高まるので、おなかに負担のないゴム製のフィット感の高い、伸縮性のあるパンツを履く人も多い。

赤ちゃんが生まれてからは

赤ちゃんが生まれてすぐは家の中にいることが多くなる

赤ちゃんが生まれて数カ月間は、家での生活が中心。授乳しやすい形や、赤ちゃんの肌に触れても問題がない素材を選ぶことになる。動きやすいよう、パンツスタイルがメインになる。

赤ちゃんがハイハイやつかまり立ち、独り歩きをするようになると、ますますお母さんは赤ちゃんから目が離せなくなる。動きやすく伸縮性があり汚れても家で洗濯できる素材、“ノーアイロン”で済むアイテムなど、機能性重視に。服を機能性で選んでいくと、妊娠前に好きだったスカートやワンピースをだんだん履かなくなる人もいる。

こうしてみると、妊娠期からお母さんたちはどんどん、“カジュアル化”していくのだ。

プチプラを楽しもう

子育ては未知の世界。動きやすいといった制約があるから自分ならではのおしゃれを楽しめない、ファッションのトレンドを追うなんて今はムリ、と考えるお母さんが増えるのは当然のこと。でもその「制約」は、実はお母さん本人が作り出してしまっているかもしれない。

確かに妊娠中から子どもが小さい時期は、機能性重視のアイテムを選ばなければいけないことも多い。でも、それは決して「オシャレが楽しめない期間」ではないと思う。

たとえば、妊娠期は時に“おなかを隠さないスタイル”が楽しめる。大きくなったおなかに緩やかにフィットする伸縮性のあるワンピースを身にまとうのは、その時期にしか楽しめないおしゃれ。

子どもと服のテイストを合わせて楽しむことも

子どもと服のテイストを合わせて楽しむことも

また、授乳期は、好きなデザインの授乳服を楽しんで着ることをお勧めする。授乳服は着る期間が短いかもしれないけれど、やっぱり授乳するときのストレスが少なく、外出も楽になる。今は普通の服にも見える、おしゃれな授乳服が増えている。お宮参り、お食い初めといったセレモニーにも重宝し、ちょっとしたお出かけ用にも使える。

子どもとのお出掛けのときには、“リンクコーデ”を楽しんでみては。アイテムの一部や洋服のテイストを似させることで、お出掛けがより楽しくなる。大きくなったら「一緒は嫌」などと言われるかもしれないから、子どもが小さいときならではの楽しみだ。

避けがちなオールホワイトのコーディネートだって、今はプチプラ全盛期。汚されたって、惜しげもなくすぐに洗えてしまう、プチプラならではのよさを取り込めば楽しめる。

今は、ファッションの方向性も”カジュアル”に傾いてきている。ということは、私たちお母さんが楽しめるファッションアイテムも豊富に見つかるということ。

今はおしゃれなんて無理、とあきらめずに、ぜひ自分らしいおしゃれを見つけてみてほしい。次回からは、具体的なおしゃれのコツについて書いていきたい。

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