忙しい毎日、スキマ時間の上手な使い方

Photo by MARIA

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お母さんは忙しい。とにかく、やらなければいけないことがいっぱいある。

掃除、洗濯、食事の支度にお弁当作り、そして仕事。夫が手伝ってくれる家庭ならそれはそれで幸せ。でも、同年代の夫だったら彼も忙しい。なかなか、帰ってくれない夫にイライラしてしまう。つい、「なんで私ばっかりやらなきゃならないのよ」と、キレてしまうことだってある。かつての私がそうだった。

そして、家の中は険悪な空気になる。余計に腹が立ってくる。「ごめんね。君に迷惑ばかりかけて」と、優しく抱きしめてキスでもしてくれたら収まるものを、夫も意地になっていたりすると、だんまりになる。こうなると、怒りだけでなく悲しくなってくる。そんな時は、ネガティブになる。

「結婚なんてするんじゃなかった」。私は何度もそう思った。毎日イライラしていた。夫も子どももいらないなんて思ったこともあった。遊んでいる友達がうらやましかった。

心を亡くしちゃダメ

それだけじゃない。「忙しい」という言葉をいつも言っていた。ある日、知り合いの社長に言われた。

「『忙しい 』という字は、『心を亡くす』と書くだろう。どれだけいろんなことをやらなければならなくても、心を亡くしちゃダメだよ」。

この言葉にハッとした。私、心を亡くしそうになっているかもしれない。

「心を亡くしたくない」
「どうすれば心を亡くさずにいられるだろう」

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真剣に考えた。どんなに時間がない生活をしていても、スキマの時間はある。電車に乗っているとき、寝る前の数分。鍋が煮えるまでの時間……。

せめて、このスキマ時間を楽しもう。スキマ時間を有効に使おう。そう思った。意識すると、意外と楽しめる。

旅行雑誌にワクワク

私は旅行が大好き。当時、電車通勤していた私は、電車の中で過ごす時間が往復で1時間半はあった。しかも、夫のことも子どものことも気にしなくていい自分だけの時間。この時間をワクワクする時間にすることにした。

できるだけ、ワクワクする旅行雑誌を買って読んだ。「いつかここに行こう」「ここに、ぜったい行きたい」そう思っているだけでワクワクした。旅行雑誌に載っている青い海、ステキなホテル、おいしそうな食べ物、見ているだけで楽しくなった。

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不思議なもので、電車の中でワクワクしていると、会社にも明るく出社できる。ごきげんで1日が始まる。

帰りの電車でおいしそうな料理を見つけると、
「こんなの作ってみようかなあ」
「ちょっと奮発して、お刺し身買って帰ろう」
と、いう気分になった。

そして、気づいた。新しい情報は私をごきげんにしてくれることに。たまたまそれを気づかせてくれたのは、私にとっては旅行雑誌だったけれど、ファッションでも料理でも、自分が楽しいと思えるものがいい。

情報はごきげんのもと

情報がごきげんのもとだと気づいた私は、旅行だけでなく、そのとき、そのときに興味あるものの雑誌などをスキマ時間に楽しむことにした。すると、自然と雑学は増える。意外とこれがお客さんとのコミュニケーションに役立った。

また、悩み相談などの記事やぼやきの記事を見つけると、「私だけじゃなかったんだ」と、楽しくなった。

今は、パソコンもあればスマートフォンもある。スキマ時間を有効に楽しく使おうと思えばいろんなことができる。

「大谷さん、いつ原稿書いているの?」とよく聞かれる。このスキマ時間を有効に使っている。飛行機の中や新幹線の中で書いたりしている。また、空港の待合室や電車の中でも、「何かおもしろい話題ないかなあ」と、いつもワクワクしながらネタを探している。

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