10年後の自分をイメージしてみる

Photo by MARIA

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「子育てや家事だけでなく、自分らしい生き方を見つけたい」

「女性として、もっと輝いて生きてみたい」

こんなふうに、“自分らしく生きる”ということを、誰もが一度は考えたことがあるのではないだろうか。今の状況を変えたいと思ったとき、もっと自分らしく幸せになりたいと思ったとき、どんな一歩を踏み出せばいいのだろう。

目標よりもイメージ

自分を変えるためにまず大切なのは、目標を立てることではなく、未来をイメージしてみること。「10年後、今の自分のままだとしたら?」。こう考えたとき、あなたはどんな気持ちになるだろう。

今の状態がずっと続くとしたら……。こう考えると、自分の現状がリアルに見えてくるはず。このままで満たされているのか、それともこのままでは嫌なのか。

もしも「このままでは嫌だ、変わりたい」と思ったなら、「10年後どうなっていたいのか」を具体的に考えてみてほしい。10年後、どんな環境に身を置き、そばに誰がいてほしいのか。何を大切にして生きていたら幸せなのか。願いがかなった時の表情は? 感情は?

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できれば、頭の中だけで考えるのではなく、紙に書いてみることをお勧めする。より具体的に現状が見えてくるはずだ。

私も以前このワークを自分でやってみた。「10年後このままだったら」と考えたときには、孤独や寂しさを感じた。家族や仲間、友人……大切な人たちと、もっと深い関係を築いていきたい。今以上にもっと広くいろいろな人とかかわって生きていたい。そんな思いも湧いてきた。

ワークを終えてわかったことは、私が大切にしたいのは、おカネを稼ぐことでも、仕事で成功することでもなく、人とのかかわりの中で生きること。そこに私は価値を置いているのだ、と気づけた。そして今からその未来に向かってやっていけることは何か、どんな場所に行って、どんな人とかかわり、何を基準に日々の選択をしていけばいいのかを、具体的に考えられるようになった。

変化し続けるには?

人には現状のままでいようとする力が本能的に備わっている。それは、現状の“枠”から外れてしまうと、未知の出来事が起こる可能性が増えるから。自分に危険をもたらすかもしれない未知の出来事を嫌う。変わろうとしてもなかなか変われなかった、ということが多いのは、こうした「現状維持の本能」がはたらいていたから。

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変わることも変わらないことも、その人自身の意志で選んでいるのであればそれでいい。ただ、変わらないことを選択し続けると、自分の可能性や未来を限定してしまうことになるのは確かだ。

いつだって私たちの枠の外には、まだまだ知らない世界が広がっている。自分の世界を今以上に広げていきたいなら、変わることを考えてみる、イメージしてみるのはどうだろう。

思い込みの枠を外す

イメージできても、やっぱり変われない、ということもあるかもしれない。それは、“思い込みの枠”があるかないかの違い。

意識と無意識の比率は、3:97とも言われている。つまり私たちの日常の大半は、意識に上がってこない無意識にも影響されている。

「変われるとき」は、無意識も「変わろう」という方向性になっている。無意識にだとしても、「自分はできない」と、変わることをかたくなに拒んでいたら、いくら意識の上でイメージできても、なかなか変わることができない。これが“思い込みの枠”。

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思い込みの枠があるかないかは、普段の会話で自分が発する言葉を注意深く観察してみるとわかる。「でも、自分は◯◯だから…」「だって今の環境じゃ難しい」というように、「でも」や「だって」「どうせ」が口癖になっていたとしたら、無意識に“思い込みの枠”を作り、自分で自分の可能性を限定していることが多い。

そんなときでも、単に「でも」や「だって」を言わないようにするのではなく、なぜそのような言葉が出てきたのかを問いかけてみてほしい。「新しい環境に飛び込むのが怖い」「このままの自分では受け入れてもらえないかもしれない」といったように、「でも」や「だって」を使ってしまう理由が見えてくるはずだ。

専門家に頼ってもいい

思い込みの枠を作ってしまう理由は、今までの人生で築いてきた“生き方のパターン”からきていることが多い。たとえば、変わりたい本当の理由が、自分の成長のためではなく、誰かに受け入れてほしいから、ということもある。

“生き方のパターン”は、人それぞれ異なる。すべてのケースをここで書ききることはできないが、どんな理由が出てきたとしても、否定せずにまずは自分自身で受け止めてあげてほしい。受け止めてあげることで、自然と変化が起こるはずだ。

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“思い込みの枠”や、“生き方のパターン”を見つけることは、なかなか難しい。私自身も、専門の先生と共に見つめてきたからこそそれらを見つけ、変わるために自分を導けるようになった。

体に違和感があったときに体の専門家である医師に診てもらうように、心のことも、自分でわからないことは潜在意識に詳しいコーチングや心理学の専門家に頼ったっていい。大切なのは、違和感を覚えたときに放っておかないこと。なかなか思うようにかなえたい方向へ進まないという人は、心を見つめる専門家と一緒に向き合ってみることも、一つの方法だ。

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