本当に価値あるメイクって?

Photo by MARIA

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はじめまして。メイクアップアーティストの長井かおりと申します。

わたしは、撮影の現場でモデルたちのメイクをする旁ら、一般の女性に向けたメイクレッスンの講師としても活動している。撮影の現場でモデルたちにするメイクと、一般の女性が普段の暮らしでするメイクはまったく別物。日本各地でたくさんの女性との出会いで見つけたのが、流行に左右されない、生涯かけて使えるメイクのテクニック。お得で使えるメイクテクニックをハレタルで定期的に発信していく予定。

情報はたくさんあるのに……

私が一般の女性たちにメイクを教えるようになったのは、友人や知人に頼まれたことがきっかけだった。何を買っていいかわからないから買い物に付いてきて欲しい、どんなメイクをしたらいいかわからないから教えてほしい。そんな話が絶えなかった。

たくさんの化粧品があふれ、百貨店からドラッグストア、通販まで、買う方法もさまざま。美容雑誌や女性誌、ウェブサイトでもたくさんのメイク特集がある。それなのに、というよりも、それだから皆何を参考にしてよいのかわからず、いわばパニック状態になってしまっている、ということに気がついた。

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でも、私がアドバイスすると、ちゃんと自分に似合うコスメを買いに行ってくれる。皆、メイクに対する興味はすごくあるのだけど、あまりに情報が多くて混乱しているだけなんだなと思った。

だから、プロであり第三者である私目線でのアドバイスで、一般女性の役に立ちたいと思うようになった。今では積極的にイベントに出演し、メイクのレクチャーをしたり、SNSでも使える美容情報発信を行っている。近著、『必要なのはコスメではなくテクニック』でも、一般の女性たちに向けた“使える”テクニックをお伝えした。

時短でも“きちんと”

特に子育てをしている女性は、なかなかメイクをする時間が取れない。メイク直しの時間なんてなおさら。でも、子どもと公園に行ったら知り合いにばったり会うかもしれないし、幼稚園のママ友たちとのランチではやっぱりすてきに見られたい。そんな女性たちがかなえるべきは、ナチュラルで好感度が高く、しかも一日中崩れにくいメイク。

朝きちんとしたメイクをしておけば、メイクは直さなくて済む。つまり、朝“きちんと”することが大切。正しい手順、正しいテクニックで施したメイクは、驚くほどナチュラルなのに、見事に落ちない。

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でも、朝“適当”にメイクしてしまうと、不安定なそのメイクは、移動し始めた瞬間から崩れていく。

“きちんと”と“適当”の違いは、実は時間ではない。時短でも、崩れにくいメイクと、そうでないメイクがある。そしてその差は、化粧品でもない。高価な化粧品を買いそろえなくても、テクニックさえ身に付ければ“きちんと”はかなう。

一瞬のきれいはまねしない

一瞬の美しさを求める、撮影現場でのモデルへのメイクと、私たち一般女性のデイリーメイクとは違う。崩れ知らずの一日中きれいなメイクこそ、価値のあるメイクだ。

たとえば、撮影現場では、モデルの表情をより印象的にするため、たっぷりのオイルを肌になじませ、その上にファンデーションを重ねる。仕上げのパウダーもなし。見事なツヤ肌が完成だ。

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でも崩したくないデイリーメイクではパウダーをうまく使いこなすことが重要。特に、午後になると崩れがちなTゾーンや目の際でのパウダー使いは学ぶ必要が大いにある。

崩れにくいデイリーメイクのために気をつけるポイントについては、次回詳しくお伝えしようと思う。

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