服を上手に買い足すには?

服を買うのが好きという人は多いだろう。では、「買い物上手」かどうか、と聞かれたら……? 

まずは自分の「クセ」を知る

買い物上手になるには、まずは自分のワードローブを知ること。買い物に行く前に、一度クロゼットから服を全部取り出して、広げてみては。これで、自分が持っている服の「クセ」が見えてくる。服だけでなく、靴やバッグ、アクセサリーも、できればすべて一カ所に集めて眺めてみるのがお勧め。

クセには「形」のクセと「色」のクセがある。おなかまわりを気にしている人だったらチュニックやビッグシルエットのトップスが多かったり、冒険することを恐れている人だったらネイビーや黒ばかりだったり……。不思議なもので、服は“自分自身”をとてもよく表しているもの。

白シャツは使える

白いアイテムは“抜け感”を出せる

クセがわかったら、次はワードローブに「足りない服」を買い足していくのがお勧め。

チュニックなど腰回りを隠す服が多ければ、シンプルなデザインのトップスを。寒色系が多いなら暖色系を。“抜け感”を出すのにもってこいの白がないなら白いアイテムを。

定番としてそろえるとすれば、トップスなら白シャツにストライプのシャツ、白のTシャツなど。ボトムだと、プレーンなデニムにワイドパンツ、ペンシルスカート、Aラインスカートあたり。

この4アイテムなら買い足して損はない

この4アイテムなら買い足して損はなさそう

羽織ものならグレーのパーカー、ネイビーのノーカラージャケット、カラーのカーディガン、Gジャン。秋冬にはクルーネックのニットや、ベージュのVニットも大活躍するはず。このあたりで持っていないものがあれば、ぜひ買い足してみては。

自分のクセを知って何が足りないのかをチェックしておけば、買うべき服が何かわかるはず。お店に行っても目的買いがができる。。

“イン”すると太って見える?

買い物に出掛けたら、買わなくてもいいから、自分のワードローブになかった服を試着してみるのがお勧め。控えめな色の服が多かったお客様に赤いスカートを試着してもらったところ、「私、意外といけるかも」と喜んでくれたことがあった。

ワードローブにクセがあったことからもわかるように、自分に「似合う」服かどうかは、思い込みであることも多い。いつもは手にとらない色や形にも、新しい自分を見つけるつもりで、まずトライしてみては。

赤は

赤が似合わないかも、というのは思い込みかも

思い込みを捨てれば、着やせができることも。

チュニックばかり着ているお客様に「トップスをウエストに“イン”してみて」とお伝えすると、「おなか周りが気になって“イン”なんてできない」と言われてしまうことも。でも“イン”するのは前側だけでOK。強調されるのは、ウエストの太さではなくウエストの位置。ウエストがマークされるだけで、2~3キロはやせて見える。 

サイズは身長で選ばない

サイズもしかり。「身長が168センチだから、服のサイズはすべてLです」。そんなふうにお客様に言われることもしばしば。

実は服のサイズは身長で決まっているわけではない。背がどんなに高くても、肩幅が狭めならトップスのサイズはSやXSがふさわしいことも。「XSなんて手に取ったこともありませんでした」と、お客様に驚かれることも。

誰にでも似合って、すっきりとした体型に見せてくれるボーイフレンドデニム。腰回りはフィットさせつつも太もものラインを拾わず、足首を見せるからこそすっきりと見える。これも、サイズ選びが肝心。

デニムはサイズ選びが肝心

デニムはサイズ選びが肝心

ボーイフレンドデニムは、試着室で履いてみて、ボタンがなんとか閉まればOK。デニムは体になじんでいく素材なので、3日も履いていれば腰回りはゆるんでいく。最初は「これ、ちょっときついんじゃ……」と思うくらいでも大丈夫。

迷ったら、店員さんを味方につけてみるのは手。2サイズ着てみて、「どちらが私にフィットしていますか?」と聞いてみる。毎日たくさんの女性の着こなしを見てきている店員さんは、的確な答えをくれるはず。

自分に合ったサイズを選ぶだけで、見た目のダイエット効果は絶大。そして、服がフィットしていると、体のサイズも変わっていくから不思議。サイズを変えた私のお客様たちは皆きれいにやせていく。

秋冬に向けて買い足すなら

今年の秋冬に向けて、いま何か一点買い足すとしたら、テラコッタカラーのトップスかボトムをお勧めしたいと思う。テラコッタカラーは、オレンジと茶の中間くらいの色で、こなれ感を出すのにぴったり。今から着られて、秋冬も十分使える。

テラコッタカラーの服は、GUやアパートバイローリーズ、ユニクロといったお手頃価格で買えるブランドで選んでみては。はやりのアイテムは、子どもと遊んでいて汚れてしまっても「まあいいか」と思える価格帯のブランドで買うのがお勧め。

まだ持っていないなら、風通しのいいビッグシャツもよさそう。定番の白でもいいし、ぐっとおしゃれに見えるカーキなら秋まで着られる。

自分に似合う服を知り、上手に買い物を楽しんでみると世界がもっと広がるはずだ。

※写真の出典は、上から1、5枚目が『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』、2~4枚目が『毎朝、服に迷わない』(いずれもダイヤモンド社、著者は筆者)
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