毎日にゆとりをもたらすコツは

Photo by MARIA

Photo by MARIA

前回の記事「紙とペンを出して、自分の心と対話しよう」では、心の余白の作り方についてお伝えした。今回は、時間にゆとりを持たせる方法についてお伝えしようと思う。

「振り返る」と流されない

日常が忙しいと感じてしまう人にぜひ実践してもらいたいことがある。それは「振り返る」ということ。

毎日スケジュールに追われて、朝から晩まで忙しい日々。振り返ることなく流れるように一日が過ぎ、一週間が過ぎ、あっという間に一年が経過してしまった。なんて経験はないだろうか。

自分の望んだ未来へ進んでいたり、充実感を味わいながら過ごせていたりするなら問題ない。だが、そうでなく、日常に追われているような感覚になっているのだとしたら、それは「流れに乗っている」のではなく、「流された」生き方になっているのだ。

今日一日何を考えて、何に迷い、何を得たのか。私たちは、日常の一つ一つの出来事を、そのときは覚えていたとしても、いつの間にか忘れてしまう。だからこそ、「振り返る」という作業が大切になる。

スマホにメモをしてみる

「振り返る」方法はいくつかある。 簡単な方法としては、日記をつけること。

日記と言っても、ちゃんとした日記帳にたくさん書かなくてもいい。スマホのメモ帳に、そのとき考えていることや感じていることをメモしておく。もちろん、毎日じゃなくてもいいし、思い立ったなら一日に何度もメモしてもいい。

「考え過ぎてしまう」という人は、毎日たくさんのことを考えているようで、実は同じことを繰り返し考えていることが多い。答えが見つけ出せないまま、ぐるぐる考え続けているのだ。

Photo by MARIA

Photo by MARIA

これは、「考えている」というよりも、「現状のままで止まってしまっている」と言ったほうが正しい。この状態になると、日常に流されて、自分が成長できずに停滞することを無意識に選んでしまっている。

停滞から抜け出すためにも、まずは無意識にいつも何を考えているのかを「見える化」していくといい。

今自分はどういう状態なのかを知り、改善できる部分を把握していくことで、時間にも心にもゆとりが生まれるはずだ。

行動を「見える化」

1日の行動を「見える化」するという方法も、時間のゆとりを生み出すのに適した方法だ。

たとえば、今日1日何をしていたかをノートや紙に書いて振り返ってみる。時間区分のある手帳を使うとわかりやすい。

書いてみて振り返るとき、書いたスケジュールすべてを、自分が本当に望んでやっていたか、たずねてみてほしい。毎日やることがいっぱいだと思う人には特によく振り返ってみてほしい。

Photo by MARIA

Photo by MARIA

もしかしたら、付き合いだからと自分の気持ちを妥協して参加している時間があるかもしれない。それは本当に大切にしたい時間だったのだろうか。必要のない時間だと感じたなら、次に誘われた時は断って、本当に大切なことに時間を使ってみよう。そう決めてみることで、少しずつ、「時間に追われる感覚」から外れていけるはずだ。 すぐに実行できずとも、まずは選別して決めてみることが大切になる。

「振り返る」という作業には、今まで気づかなかった新しい発見ができる可能性がある。 日常にゆとりがないと感じている人は、ぜひ取り入れてみて欲しい。

頼ることも大切

もう一つ。まだ手が離れない子育て中のお母さんたちにとっては、育児で忙しいと感じることも少なくないだろう。

これは子育て中の友人が教えてくれた話だが、子育ての忙しさと、仕事やプライベートの忙しさはまったく異なるのだという。確かに「何もしていない」時間はある。だけど、子どもが小さくて目を離せないから、何もできない。暇なようで暇ではないから、もどかしさを感じたり、仕事や趣味で忙しくしている友人たちと比べて焦りを感じてしまう。

Photo by MARIA

Photo by MARIA

子どもに寄り添う時間は大切だし、いとおしさを感じる時間でもある。 だが、「寄り添う時間」を作る前に、自分自身を満たしてあげるのも、大切なこと。 自分が満たされて初めて、人に“与える”ことができるからだ。子育て中も、自分を大切にする時間は大事なのだと認識してみてほしい。

とはいえ、子どもから目が離せない中で、息抜きできる時間を作るにはどうしたらいいか?  それは、「頼る」ことから生み出せる。

「たまには外で息抜きしたい」

「1日のうち、お風呂の時間だけでも、リラックスできる時間を作りたい」

自分の心からの願いを、本当に大切な気持ちだと自分で認め、旦那さんや家族など、身近な人に伝えてみること。

「そう言っても、夫も忙しいから聞いてもらえないと思う」。今までの経験からそう思う人もいるかもしれない。でもまずは決めつけずに伝えてみること。

Photo by MARIA

Photo by MARIA

どんな答えが返ってきたとしても、それは相手の問題であり、あなた自身に問題があるわけではない。そんな時は、身近なほかの人にも視野を広げてみると、あなたに協力してくれる人は必ずいる。自治体の一時保育やベビーシッター、家事代行サービスを利用するのも一つの選択肢だ。

「頼る」ために大切なのは、自分の心からの願いは何よりも大切なんだと認識すること。そしてそれを伝えること。

人に頼っても大丈夫なんだ、という思いは、実際にやってみることで実感できる。頼るのが苦手、という人も、まずは伝えることから始めてみてほしい。

  • この記事をシェア
トップへ戻る