話し方の印象がすぐに変わる3つのルール

Photo by MARIA

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話し方が変わるだけでその人の印象が変わる。そして、話し方を変えることは誰にでもすぐ簡単にできる。話し方やコミュニケーション、プレゼンなどについて独自のメソッドで多くの企業研修を行っている野村絵理奈さんがその「3つのルール」を教えてくれた。

先日、私のスクールに一人の女性がある悩みを抱えていらっしゃいました。自分ではまったくそんなつもりはないのに周囲から「話し方がきつい」と言われてしまうというのが彼女の悩み。最近も後輩に「先輩に言われた一言にとても傷ついた」と言われてしまい、一念発起したそうです。

私のスクールには日々、「話し方を変えたい」という方がいらっしゃいます。「もっと女性らしくやさしい話し方をしたい」「論理的で知的な話し方ができるようになりたい」など、そのニーズはさまざま。話し方を変えればプライベートでの人間関係やビジネスがもっとうまくいくのに、と思っている人は多いようです。

印象はテクニックで変わる

本人の性格や考え方が話し方に現れることは事実。でも実は、話し方の印象はテクニックでどのようにも変えられます。

たとえば、「話し方がきつい」と言われてしまう彼女の場合、声のトーンや語尾を少し変えるだけで、やさしく明るい印象になります。ストレートな言葉遣いを和らげれば、相手の気持ちを配慮した話し方ができるようになります。

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話し方や言葉を意識するということは、相手の気持ちを先回りして読むことにつながるので、自然と「気配り力」も身に付いてきます。

今回は、誰にでも簡単にできて、話し方の印象をすぐに変えられる「3つのルール」をご紹介します。

トーンは「ソ」

話し方の印象を大きく左右するのは声です。人に「見た目」と「性格」があって「見た目」がその人の第一印象に大きく影響を与えるのと同じ。声は話し方の「見た目」に当たります。

特に気を付けたいのは声のトーン。声のトーンは、気持ちがふさいでいるときは低くなってしまうなど、そのときの気分を相手にストレートに伝えてしまいます。うまくコントロールできるようになりましょう。

初対面の人との会話や大勢の人の前で話すときは、第一声を「ソ」の高さにしてみてください。「ドレミファソ」と歌うときの「ソ」です。声が低い人も高い人も、ご自身の音階で構いません。地声で出せるいちばん高い音の目安が「ソ」なのです。

人は「うれしい」「楽しい」といった明るい気持ちのとき、声もその気分に引っ張られて高くなります。また、声は若いときほど高く、年齢を重ねるごとに低くなっていきます。

つまり、高い声には明るく、若々しいイメージがあるのです。高い声を意識して出せば、高い声の持つよいイメージを自分のものとして活用することができるのです。

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逆に、落ち込んでいる人に話しかけるときや、悲しいことを伝えるときは、声の高さを低めにすると、相手の気持ちに寄り添うことができます。

笑顔の口を定位置に

2つ目のルールは「笑顔の口」で話すということ。笑顔の口とは、口角を上げて、上の歯一列が見えるくらい大きく開かれた形です。

笑顔の形を保って話していると、見た目の印象が明るくなるばかりでなく、声の印象も明るくなります。試しに、口角を上げて言う「おはよう」とへの字口で言う「おはよう」を比べてみてください。音の印象がまったく異なりませんか。顔の表情と声の表情は連動するのです。

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また、大きく開かれた笑顔の口で話していると、音がこもらず、ハキハキと明瞭な発音になります。人と話していてよく聞き返されるというような人は、特にこの「笑顔の口」を実践してみてください。

テンション3倍で

3つ目は、話すときのテンション、つまり気分や気持ちのルールです。

「ソ」のトーンと笑顔の口で話せるようになったら、そこに気持ちを乗せましょう。目安は、普段の独り言の「3倍」のテンションです。

自分の心の中でつぶやくテンションを「1」とすると、相手と1対1で会話するときが「2倍」。「3倍」は、2人以上の相手に向かって話すときのテンションです。

たとえば、「ありがとう、うれしい」という一言を、独り言のようなテンションで言ってもその気持ちは相手に伝わりません。たとえ1対1の会話であっても、3倍のテンションで「ありがとう! うれしい!」と言える人は、感謝の気持ちを上手に伝えられるでしょう。

話し方の印象がよくなれば、自分が得するだけでなく、相手にとっても心地よいコミュニケーションを取ることができます。まずはこの3つのルールを実践してみてください。

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