女性に優しい時計修理を行う会社

Photo by MARIA

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『ハレタル』では、子育て中の女性がはたらきやすい会社、子育て中の女性こそが活躍できる仕事のベストプラクティスをよりすぐって取材しています。その会社で人材の募集をしている場合、求人情報を掲載していますが、これは求人広告ではなく編集部による取材記事です。

長年使っていた腕時計が動かなくなった。大事に使っている時計なら修理に出してまた使いたいと思うはず。さて、「時計修理」と聞いてどんな会社や店を思い浮かべるだろう。

「子育て中のお母さんにパッとイメージしていただくような店は、なかなかないのが現状です」。こう話すのは、時計修理のリーボンズ・フジモリの社長、斉田誠司さん。伝統を重んじてきた時計修理の業界は、ある種“クローズド”。一般のお客さんからは「価格の仕組みがわかりにくいし、修理を頼んでもどこがどう悪かったかを聞きづらい」という声をよく聞くという。

価格がわかりづらいという声がたくさんあった

修理価格がわかりづらいという声がよく聞かれた

商社やディスカウントストアを経て6年前に異分野から時計修理の業界に飛び込んだ斉田さん。常々、もっと幅広い世代のお客さんに気軽に来てもらえるようなオープンな雰囲気の店にしたい、と考えてきた。

出張修理は8割が女性客

客層を広げる一つの試みとしてリーボンズ・フジモリでは、業界ではほぼ初となるタワーマンションでの出張修理に取り組んでいる。2013年に始めたところ口コミで広がり、これまでに100回以上開催した。出張修理に来てくれる人の8割はこれまで時計を修理に持って行きづらかったという女性たち。700~1000世帯のマンションだと1回のイベントで150人くらいが利用する。

出張修理は女性に人気だという

出張修理は女性に人気だという

修理の受け付けが終わったらいったん自宅へ戻ってもらい、終わればスマホのアプリを通じてお客さんに連絡する。出張修理だからこその便利なシステムが忙しい女性たちに受けた。業界の常識では考えられなかったことなのだそうだが、新品の部品が手元になければ安い価格で中古の部品を提案するなど、お客さんとのオープンな付き合いも心掛けている。

人と向き合う仕事

腕時計を毎日のように着ける人はその時計に愛着を持っている。「だから時計の修理は、モノと向き合う仕事ではなく人と向き合う仕事なんです」(斉田さん)。お客さんの話をよく聞くとさまざまなことが見えてくるのだという。

電池交換に来ただけのお客さんの話を聞いているうちに「長時間着けていると手首が痛くなる」と悩みを引き出せることも。手首の痛みは金属ベルトの角がとがりすぎていることから来ていることもあり、磨くとかえってとがるからあえてベルトの角を丸く加工するといったサービスにもつながる。

モノと向き合いながら、人と向き合っている

モノと向き合いながら、人と向き合っている

「皮ベルトを交換したいがもったいない……」と迷うお客さんがいれば、無理に新品へと交換することは勧めず、「古くなった皮にスキンクリームを塗ってみては」とアドバイスする。そうしてお客さんと向き合ううちに、いつしか「時計を修理するならここ」というファンがつくようになってきた。

週一出社でいいからアイデアを

女性のお客さんが少しずつつき始めてきた今、リーボンズ・フジモリは女性の感性を生かしたイベント企画や広告にもっと力を入れていきたいのだという。たとえば6年前に斉田さんが中心となって立ち上げたホームページは「まだまだ印象が堅い」(斉田さん)。取り組みを広め、女性のお客さんにももっと訪れてもらえるよう、ホームページのデザインや表現を変えていく方針だ。

企画・広告の経験がある人というよりも、「これまで興味はあったけれど仕事では実績を作れなかった人」にぜひ来てもらいたいのだそう。「企画・広報の業務は、プロジェクトリーダーにならなければ履歴書に書けないという会社がほとんど。でも僕たちが求めているのはその人の感性やアイデアなんです。経験則に基づいたPRよりは自由な発想でどんどん意見がほしいのです」(斉田さん)。子育て中など毎日出社できない事情があるなら、週に1~2回の出社でも大丈夫だ。

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さらに、経理スタッフも募集中。こちらは英語圏のスタッフと定期的にやり取りするため、経理の実務経験があること、ビジネス英語を使えることが条件。出社は週に1~2日でもかまわない。

「大きな会社ではないので、毎日バリバリと仕事をしたいという人よりは自分の感性を生かして仕事をしたいという人にはたらいてもらいたいのです」(斉田さん)。お母さんならではのアイデアが時計修理の業界を変える一歩になるかもしれない。

◆リーボンズ・フジモリの企画・広報スタッフ、経理スタッフ
・雇用形態:契約社員(試用期間後、ご要望に応じ正社員登用あり)
・給与:本人のスキル・勤務状態に応じ、週13回程度 150000/月~350000/
・必要なスキル:経理スタッフには実務経験、ビジネス英語のスキルがあることが望ましい・勤務地:東京都港区芝公園(在宅勤務を含め応相談)・勤務時間:応相談・問い合わせ先:syuuri@fujimorishoukai.co.jp
03-6459-0823(平日午前10時~午後6時、担当:斉田/正木)
※募集内容は取材時点のものとなります

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