ビジネスの悩み解決を自宅で手伝う

Photo by MARIA

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『ハレタル』では、子育て中の女性がはたらきやすい会社、子育て中の女性こそが活躍できる仕事のベストプラクティスをよりすぐって取材しています。その会社で人材の募集をしている場合、求人情報を掲載していますが、これは求人広告ではなく編集部による取材記事です。

「どうしてもキャリアを途絶えさせたくなかったんです」。

鹿児島県で最も南の島、与論島に住む田近朱里さん(30)はそう話す。

昨年6月、田近さんは、パートナーが住む与論島に移り住んだ。与論島から東京までは、飛行機を乗り継いで4~5時間かかるため、新卒で入った人材系の会社は辞めるしかなかった。

与論島にも仕事はあるけれど、これまでやってきたことは生かしづらい。悩んでいたとき出会ったのが、ビザスクの社長、端羽英子さんだった。

ビザスクの端羽英子さん Photo by Fumishige Ogata

ビザスクの端羽英子さん Photo by Fumishige Ogata

ビザスクは、ウェブを通じた「スポットコンサルティング」の会社。2013年の秋、端羽さんが中心となって立ち上げた。ビジネス上の悩みを解決したい人と、専門的な知識や経験をもったアドバイザーとをつなげる。

ビザスクのウェブサイトに行けば、アドバイザーとして登録している2万人の中から、自分の悩みに応えてくれそうな人を探せる。アドバイザーが見つかったら、直接会うか電話でやり取りをして相談できる。

ウェブ上ではアドバイザーが見つからないような、より専門的な悩みには、「コンシェルジュ」が手助けをする。どんなに専門的な悩みであっても、数日以内にアドバイザーをそろえるところが強み。30万円分のチケット(1時間あたり5万円~)を買えば5~6人の専門家に話を聞けるから、大手シンクタンクにお願いするよりずっと安く済む。

週に3~4日からはたらける

田近さんは、会社に行かず自宅ではたらく「リモート社員」の第1号。午前中にパートナーの仕事を手伝って、午後2時から夕飯前くらいまでの間、パソコンに向かう。週に3~4回、自分のできる範囲で仕事をしている。

田近さんに任されているのは、「マッチング」の仕事。化粧品や食品、電子部品と、さまざまな業界の顧客から寄せられる専門的な悩みに応えるべく、アドバイザーを探す。「プロフィールからその人のキャリアや知見を想像する力は、前の会社でたくさんの人とかかわってきたことで培われたのだと思います」(田近さん)。

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東京にいるチームのメンバーとは、チャットで連絡を取り合っている。プロジェクトの進み具合はもちろん、たわいもない雑談までチャットでやり取りをすることで、2000キロという距離も「感じない」のだそう。顧客への急ぎの連絡が必要になったときなど、田近さんの“時間外”は、東京のメンバーがしっかりとフォローする。

田近さんのような「リモート社員」は、香港やタンザニア、ヒューストンにもいる。はたらく日数や時間には特に決まりがなくて、その人の生活にあったはたらき方ができるのだそう。夫の仕事の都合などで東京からは離れてしまったけれど……という彼女たちは、自分のペースで仕事をしている。

一度は専業主婦になったけれど……

「日中は子どもと二人きり。家事が得意ではないこともあって、生活に物足りなさを感じていました」。専業主婦だった数年間をこう振り返るのは、ビザスクのコンシェルジュ部で部長を務める、井無田ゆりかさん(37)。3歳の女の子のお母さんでもある。

新卒で外資系の金融機関に入り、10年にわたって監査の仕事をしてきた井無田さん。夫が仕事でアメリカに行くことになって、2013年に会社を辞めた。会社を移る人が多い業界であり、「ある程度は仕事をやりきった」という気持ちもあったから悔いはなかったのだそう。

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でも、いざ夫が赴任したカリフォルニアへ行ってみると、想像以上に時間を持て余してしまった。車なしにはどこへも出掛けられない。周りに知り合いはいない。子どもと一緒だとはいえ、夫のいない日中、孤独を感じることもあった。

夫が日本に戻るのを機に、もう一度仕事を始めようとした井無田さん。でも、はたと立ち止まってしまった。大企業ではたらいた経験は長いけれど、そもそも私の“時給相場”ってどれくらいなんだろう。覆面調査のサイトに登録してエステ体験をリポートしてみるものの、ぼんやりと思い描いていたセカンドキャリアとは全然違う。

スイッチが入った

だから、「夫に紹介されて端羽さんと会ったとき、自分の中のスイッチが入りました」と、井無田さん。「ブランクのある自分を、部長として迎えようと言ってくれている。それなら、時間の制約があっても、なんとか仕事の成果は上げたいと思いました」。

そう思って仕事を始めた井無田さん。先日も子どもが熱を出して1週間も会社に行けなくなったが、家で電話会議をするなどしてなんとか切り抜けた。「会社に来るか」「会社を休むか」だけでない選択肢がビザスクにあるおかげで、「無理だと思っていたけれど、工夫次第で、子どもがいてもはたらけるんです」(井無田さん)。

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創業まもないビザスクは、一人ひとりの頑張りがその成長に大きくかかわる。「優秀な人材をものすごく求めているんです。その分、多様なはたらき方を受け止めていきたい」(端羽さん)。

小さな子どもがいたり、東京から離れた場所に住んでいても、ここではたらきたいという熱い思いがあるなら、ビザスクはぴったりの会社かもしれない。

◆ビザスクでは、マッチング業務にかかわるスタッフを募集しています。
・勤務先:ビザスク
・仕事内容:クライアントの抱える問題を解決するために、自社および外部から独自に知見を持った方を、素早くリサーチ、提案、マッチングする業務
・雇用形態:正社員
・給与:応相談
・勤務地:東京都新宿区西新宿6-15-1 ラ・トゥール新宿502号室
(JR新宿駅徒歩15分、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅徒歩5分、都営大江戸線都庁前駅徒歩5分)
・勤務日数:週5日
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・待遇:交通費全額支給、社会保険完備
・問い合わせ先:03-3344-0660(担当/田中)

※掲載内容は取材時点のものであり、実際とは内容が異なる場合があります。

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