お母さんがくつろげる初夏のキャンプ 

Photo by TAKAMI Tomomi

キャンプ一家である私たちにとって大好きな季節がやってきた。暑すぎず、寒すぎない、とっておきのキャンプ気候。以前執筆したコラム、「お気に入りの道具でキャンプへ」で語らせていただいたとおり、わが家は春から秋にかけては月に一度のペースでキャンプをしている。今回は、お母さんが気持ちをリフレッシュしたり、日々の疲れを癒やせたりするキャンプ場についてお伝えしようと思う。

初心者に優しい「高規格」キャンプ場

キャンプの魅力の一つが自然だけれど、初めてとなるとどの程度の“自然”を体験しなければいけないかとはらはらすることもあるかもしれない。そんなときお薦めなのが「高規格」と呼ばれるキャンプ場。

女性や小さな子どもなど幅広い年代の人に来てもらいやすいよう、キャンプ場もさまざまな工夫をしている。敷地内に温泉があったり、アスレチック広場など子どもが遊べる場所が設けられていたり。洗い場でお湯が出る、トイレに暖房がついている、レンタル品が充実しているといった点も、初心者には優しいポイント。

ただ、高規格キャンプ場は、小さな子連れ向けの施設というわけではない。敷地内にカフェやバーが併設されているようなキャンプ場は、カップルや、お父さん・お母さんにゆっくりまったりと過ごしてもらうことを念頭に置いている。

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北軽井沢スウィートグラス(群馬県吾妻郡)はキャンプが初めての親子にぴったり。子どもの遊び場や体験施設が充実していて、広大な自然も満喫することができる。まきストーブつきのコテージがあるので料理好きな人にもお薦め。北軽井沢は観光地としても人気スポットなので、キャンプをしつつ観光することもできる。なるべく“慣れないこと”への負担を減らし、いい思い出を作ることで、「またキャンプに行こう!」という気持ちになれる。

私たちが年に1度のペースで訪れている、グリム冒険の森キャンプ場(滋賀県蒲生郡)も、工作好きな親子にお薦め。木工体験工房ではリースや表札、キーホルダーなどを作ることができる。ドライフラワーや松の実、どんぐり、小枝といった花材を選び、グルーガンを作ってオリジナルのリースを作る時間も楽しい。わが家の玄関にも、この体験工房で作った表札を飾っている。

ここでは、大型遊具やスタンプラリーが子どもたちに大人気。わが家の場合、パパと娘がスタンプラリーを楽しんでいる間、私はコーヒーを飲んだり本を読んだりと、タープの下でくつろがせてもらうのが定番だ。

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これからの季節は本当にキャンプ向き。ただこのところ“キャンプ熱”が急上昇していて、高規格キャンプ場は早々に埋まってしまうこともある。ゴールデンウィーク前の時点ですら、人気のあるキャンプ場は8月末まで埋まっているそうだ。早め早めにリサーチし、家族で予定を立てるのがよさそうだ。

不便だからこその醍醐味

私はキャンプに行ったらとにかくのんびり過ごすということを心掛けている。好きな音楽を聴き、好きな料理をし、読みたかった本を読む。夫と子どもはその間、大自然の中でめいっぱい遊び、笑い、走っている。あわただしい日常から離れて、非日常の空間を楽しむひとときはキャンプでしか味わえない。

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そしてもう一つ、忘れてはならないのが、家族3人で一緒に作るご飯。初心者だった頃はバーベキューをしていたけれど、今では鍋をしたり、ブイヤベースやピザを作ったり、燻製を作ったり。“外ご飯”ならではのダイナミックな料理は格別だ。

娘もおコメを研いだり、野菜を切ったり、ときにはパパと一緒にまき拾いに行ってくれたりする。普段の便利な暮らしの中では味わえない、ちょっと不便なキャンプ生活。慣れないので失敗することもあるが、それもまたキャンプならでは。

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家族みんなでランタンの灯りの下で食べるご飯。満天の星空の下、夫婦で飲むお酒。少し狭い寝袋で、ギュウギュウしながら眠るテント。今は家族でのキャンプが大好きな娘も、きっと年頃になったらついてきてくれなくなるだろう。だからこそ、今このときを逃したくなくて、今年も私はキャンプに出掛けるのだ。

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