新生活に臨むあなたへ、心身を整える深呼吸

日差しが少しずつ暖かくなり、花が芽吹くエネルギッシュな季節になってきた。

4月は、入学式や入社式、新学期や新年度でクラスや部署が変わるなど、人の入れ替わりが激しい季節。新しい出会いにワクワクする季節でもあるが、同時に「新しい場所でなじめるだろうか」「うまくやっていけるだろうか」と不安にもなったりする。

人前で自己紹介をする機会も増える。緊張のあまり何を伝えたいのかわからない自己紹介になってしまうこともある。それに、緊張していると、新しい環境や仕事に慣れるのに時間がかかったり、失敗が続いてしまったりもする。

そう、4月は新しいことを始めようとするエネルギーが高まりやすい分、急な変化に体も心も緊張してしまい、自律神経も乱れやすい季節。そのまま5月を迎えると、自律神経の乱れが心身の不調となって、五月病と言われる症状が出ることもある。

ヨガインストラクターをしている私からお勧めしたいのが、1日1回でもよいので「深呼吸」を心掛けること。深呼吸には緊張した体や心をリラックスさせる効果がある。

深呼吸しやすい姿勢とは

それではさっそく、深呼吸を。まずは軽く背筋を伸ばす。案外、この軽く背筋を伸ばすのが難しいこともあるので、少しポイントをお伝えしたい。

最初にお尻の穴、次におへその下、みぞおち、胸の真ん中、のど、眉間、最後に頭頂部、というように下からバランスよく積み木を重ねていくようなイメージで、7つのポイントを意識しながら背筋を整える。すると無理なく背筋が伸び、呼吸もしやすくなる。これを意識するだけでも少し緊張が和らぎ、自信も湧いてくる。

この状態で、鼻からゆっくりと息を吸い、鼻から深く息を吐く。緊張が強い場合は口からゆっくりと息を吐き出すとさらに効果的だ。

自分が落ち着くまで続けるのがお勧めだが、時間があまりない時は3呼吸くらいを丁寧に行う。これなら1分ほどで終わるのでとても手軽だ。移動中の電車やバスの中、出先のトイレの中などどこでもできる。

夜眠りにつく前に行うのもいい。布団の中で横になった状態で、起きている時と同じようにお尻の穴から頭頂部までのポイントを軽く整えてから深呼吸。これもおなかの上に軽く手を当ててゆっくり呼吸していると、知らぬ間に寝てしまっていることもある。よく眠ることは、疲れを癒やす最高の方法だ。

やる気を出したいときには

もう少し気持ちを落ち着けたいときは、手をおなかの上に当て、おなかの動きを意識しながら深呼吸を続ける。数回続けているととてもリラックスできる呼吸法だ。

「今日はちょっと頑張りたい」など気持ちを上げたい時は、背筋を整えた後、胸に手を当てて深呼吸をする。胸の奥にある肺を膨らませたりへこませたりするようなイメージで深呼吸すると、気分がすっきりしてやる気も湧いてくる。

私も、初対面の人と会う前やちょっと緊張する場所に出向くときなどは、おなかに手を当てる呼吸法をしている。勤めていた頃に仕事でちょっと気合を入れたいときは、職場に入る前に胸に手を当てる呼吸法で気持ちを整えていた。この2つは、とても緊張しやすい私が、実際にやってみて効果のあった方法だ。

環境の変化についていくのに忙しく、ついつい自分のことは後回しになってしまいがちなこの時期。まずは一呼吸からでもいい、ゆっくりと深呼吸をしてみてほしい。

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