ケメックスが格上げしてくれる、私のコーヒー時間

ケメックス

Photo by TAKAMI Tomomi

私は大のコーヒー党だ。以前「ハンドドリップで楽しむコーヒーライフ」でもドリップコーヒーに関する記事を書いたが、今回はわが家に加わった新しいコーヒーアイテムをご紹介したい。

昨年の秋、2年ほど前からあこがれていたCHEMEX(ケメックス)のコーヒーメーカー(3カップ用)を購入した。

ケメックス

Photo by TAKAMI Tomomi

まるで実験用の三角フラスコと漏斗(ろうと)を一体化させたような美しいフォルム。アクセントとなるウッドクリップに革ひも。どこに置いておいても絵になるので、私は今まで以上にコーヒーを飲むようになった。

その“理科的”なフォルムは、ケメックスが1940年代にアメリカの科学者によって開発されたというエピソードからもうなずける。職人の手仕事で作られているから、ガラスの質感や色味にもどことなく温もりを感じる。

ドリップする時間も“おいしい”

わが家は私だけでなく、主人もコーヒー党。日曜日の朝に一緒に飲んだり、休日の食後に飲んだり。たくさん飲むので3カップ用でも夫婦2人ですぐに飲みきってしまう。お気に入りの豆を自分たちでガリガリ引いてコーヒーを淹れる時間は何だか楽しい。

ケメックス

ケメックスの専用フィルター Photo by TAKAMI Tomomi

ケメックスに難点があるとすれば、専用フィルターでないとコーヒーを淹れられないという点だろう。1枚当たりの価格が20円くらいなので一般的なフィルターと比べると少々割高かもしれない。専用フィルターは折り紙のように畳んで折り、コーヒーメーカーにセットするのでひと手間もかかる。ケメックスは普通のドリッパーよりも深さがあるので、専用フィルターでないとうまくいかない。

ただこのフィルターを使って、ケメックスのコーヒーメーカーできちんとコーヒーを淹れるとおいしい。どんな豆を使うか、どんな焙煎か、ドリップする時間はどのくらいか、そして丁寧にドリップする時間も含めてのおいしさだ。

ケメックス

電子ケトルはRussel Hobbs社のものだ。3カップ用のお湯を沸かすのにかかる時間はたったの2~3分。注ぎ口が細いのでドリップに最適  Photo by TAKAMI Tomomi

ちなみに1人分を淹れるときには以前から使っているsnow peakの焚き火台型ハンドドリッパーが便利。日中など私一人のときはやはりこのドリッパーでちびちび淹れるのがいい。アウトドアで使えるように作られた製品だけれど、私は家の中でもよく使う。

木製コースターに合わせて

来客時にテーブルにそのまま置くのもいい。ウッドクリップにも合う木製コースターを敷物代わりに組み合わせ、お客様の目の前でコーヒーをサーブする。木製コースターはケメックスに合わせて購入したもので、紅茶ポットを置いたりお菓子を載せたりとさまざまな使い方をしている。

ケメックス

Photo by TAKAMI Tomomi

オシャレなカフェや喫茶店での一杯も最高だが、お気に入りの道具で丁寧に淹れるコーヒーもまた最高だ。お湯を沸かし、豆を挽き、フィルターを折り、ドリップする。時間にしておよそ10分。少し手間だと感じるかもしれないけれど、淹れる工程もおいしさを楽しむ時間につながっているのだ。

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