整理整頓は脳トレにもなる

アパレルショップで販売員として働いていた頃、店頭にお客さんがいなくて暇な時間があった。

ダメな販売員の見本だが、新人の頃はそんなとき何をやればいいかもわからずにボーッとただ突っ立っていたこともあった。そうなるとたいてい脳がシャットダウンしたように、眠くなってしまう。

そんなときに先輩からよく「ボーッとしてる暇があるならストック整理してきて」と言われた。

地味な仕事も役に立つ

地味な仕事も何かの役に立つ

ストック整理とは、お店の裏の事務所や倉庫に積まれた商品在庫の整理である。ここが整理されていないと売り逃しを起こしたり、棚卸しで数が合わずに無駄な残業をしたり、商品が汚れてしまい売り物にならなくなってしまったりと、表の仕事もスムーズに動かなくなる。

正直最初は、地味なストック整理の仕事が好きではなかった。先輩から面倒な仕事を押し付けられているとさえ感じることもあった。

だがこのストック整理、やり始めるとだんだん楽しくなってきて、眠気が飛ぶのである。さらに頭も冴えてくる。うまくいけば“金運”も上がる。

テトリスの感覚

たとえば、靴箱の整理をしようとすると、靴を入れる箱の大きさがバラバラ。どうすればスペース内にうまく収まるかを自分なりに考えてみる。サイズでそろえるのか、靴の種類で分けるのか。誰もがすぐにわかるように整理するにはどうすればいいか、実際に手を使って試しながら、想像力を働かせてみる。

この作業が脳をとても刺激してくれる。まるでテトリスなどのパズルゲームをしているような感覚なのだ。

売り逃しも減る

売り逃しも減る

ストックを整理すると、どんな在庫が残っていたかを把握できるようになる。するとお勧めの商品がサッと出せるようになって、売り逃しが減るし、販売スピードも上がる。店の売り上げも確実に上がっていく。私がはたらいていた店の場合、売り上げが個人的なボーナスにもかかわっていたので、整理整頓をすれば結果的に金運も上がるのだった。

手や足、目を使う

店での整理整頓に限らず、家の中の片付けや掃除にも同じことが言えそうだ。

どうすればうまく収納できるか考えながら……

どうすればうまく収納できるか考えながら…

ちょっと面倒くさいな、と思うことをやると、脳の刺激になる。最初は面倒くさいと思っていても、実際に手や足、目を使っていると、さほど面倒ではなくなってきたりする。聞いたところによると、これは脳(特に前頭葉)がはたらき出した証拠なのだそう。

私は勉強したり文章を書いたりしているときに、どうしてもはかどらなることがある。そんなときはあえて途中でやめてみて、家の中の気になっていたところを掃除したり、片付けをしてみたりする。その後に机に戻ってくると、脳がはたらき出してくれたのか頭がすっきりしてスムーズにいくことがある。整理整頓や掃除などという家事が、頭の中のちょっとした準備運動のような役割をしてくれるのだ。

仕事に疲れたら、整理整頓をしてみるのもいいかもしれない

仕事に疲れたら、整理整頓をしてみるのもいいかもしれない

過去に、脳トレドリルや脳トレゲームをやってみたこともあるけれど、よく考えたら掃除や整理整頓のほうが一石二鳥。家の中も片付き、頭の中もすっきりし脳の老化も防げるのだ。もともと整理整頓や掃除が苦手でできればやりたくないと思っていたが、今は脳トレだと思って楽しんでいる。

部屋が片付き、持ち物の把握ができていると、無駄な買い物が減る(=金運が上がる)というおまけがついてくる。一石二鳥どころか、いいこと尽くしだ。

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