冬が旬のみずみずしい大根は1本丸ごと使い切る

Photo by MARIA

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義理の父母から、採れたての三浦大根が届いた。

この時期の大根はどの種類でも水分たっぷり、よく味がしみておいしいのだけれど、やっぱり三浦大根は格別だ。新鮮なうちに食べる三浦大根は、生でおろしても、千切りにしてサラダにしても、厚く切って煮物にしても、甘くてみずみずしくて本当においしい。

パリッと保存するコツ

届いた大根はまるまると太ったものが5本。いくら新鮮なまま届いたからといっても、そのまま放っておいては食べ終える前に水分を失ってしぼんでしまう。でも大丈夫。これをパリッとシャキっと新鮮なまま保存しておく秘訣があるのだ。

水で濡らした新聞紙でくるむ

新聞紙を巻き付けてから水をかける

まず葉を切って、大根の栄養分が葉っぱに取られてしまうのを防ぐ。切った葉はみそ汁に入れても、漬物にしてもおいしいので捨てずにぜひ使って。大根に新聞紙を巻き付けてその上から水をかけてぬらし、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する。

これで1週間~10日くらいはパリッとしたまま保存できる。新聞紙が乾いたら、霧吹きなどでぬらしてまたビニール袋に入れておく。こんなに簡単なのに、新鮮さがしっかり保てるのでびっくりする。この方法を知ってからというもの、たくさん大根をもらってもいろいろな調理方法で最後までおいしく食べられるようになった。

大根と柿が意外と合う

旬の大根は、スーパーでも安く買える。食べきれないから半分……などと言わずに思い切って1本まるごと買ってみてはどうだろう。わが家ではこんなメニューにして楽しんでいる。

【大根と豚ばらの煮物】

大根を下ゆでした後、砂糖と醤油でじっくり煮込む。大根にお肉のうま味が加わり、口の中で広がるのがなんともおいしい。はしが進み、1本くらいはペロリと食べてしまう。味付けは同じでも、肉を魚に替えるとまったく違う味になる。脂の乗ったブリと一緒に煮るブリ大根もたまらない。

【大根と水菜と柿のサラダ】

柿があったら今の時期ならではの大根サラダを。大根と柿を薄い千切りにし、同じ長さに切った水菜と合わせて、好みのナッツを散らして和風ドレッシングで食べる。大根のみずみずしさ、柿の甘みと水菜の食感、そこにナッツの脂分が加わって後を引くおいしさだ。

柿にナッツも合わさり意外な食感に

柿にナッツも合わさり意外な食感に

【大根だけのスープ】

大根を千切り、大根の葉を小口切りにしてオリーブオイルで炒め、水と鶏がらスープを加えてふたをして煮る。大根が軟らかくなったら、塩で味を調える。大根が口の中で溶け、食べ終えると体がポカポカ温まる。朝にもお勧めのスープだ。

朝にもお勧めのスープ

葉までもれなく使って、朝にもお勧めのスープ

大根で風邪予防も

これ以外にもおでんにしたり、みそ汁に入れたり、そのまま浅漬けにしてもおいしい。冷蔵庫に新鮮な大根が入っていれば、今日も明日も献立に困らない。食べても食べても、この時期の大根はするするとおなかに入っていくので、何を作っても1本なんてあっという間になくなってしまう。

それに大根には消化を助ける酵素やビタミン、食物繊維も豊富に含まれている。辛み成分には殺菌作用があって、風邪を予防する効果もあるらしい。たくさん食べれば、元気に冬を乗り切れる気がする。

義父母がいつまでも元気でいてくれるのは、大根のおかげかもしれない。小さな体で大きな大根を楽々とさばく義母の後ろ姿を思い浮かべながら、ふと思う私なのである。

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