家の中でもできる「森林浴」

グリーンは癒しの空間を作ってくれる

グリーンは癒やしの空間を作ってくれる

わが家のインテリアのテーマカラーは、アースカラー。落ち着く色彩でとても気に入っているが、地味めなので、気をつけないとどこか寂しげな印象にもなってしまう。

そんな室内をパッと明るくしてくれるのが、インテリアグリーン。わが家では、家じゅうにグリーンを配置し、アクセントにしている。

ドラマチックな生きざま

私のいちばんのお気に入りは、フィカス・ウンベラータ。とても育てやすい品種で、ハート型のかわいらしい葉っぱが印象的な木だ。熱帯アフリカ原産の常緑樹で、日当たりを好む。あっという間に大きくなるので、育てていて楽しい。

わが家では、夏の間、ウンベラータをウッドデッキに出し、日光にあててどんどん成長させている。ただ、真夏の直射日光は強すぎるので、半分日陰になる場所に置いている。

ウンベラータ

とても育てやすいウンベラータ

この時期の植物の成長といったら、それはもう本当に目を見張るものがある。小さなつぼみだった芽でも、翌朝にはかわいらしい葉っぱがニョキっと顔を出している。手をかければかけるほど、応えるように育ってくれるのだ。

わが子はなかなかそうもいかないものだが、この木は日々の成長が目に見えてわかる。成長のスピードが速く“素直”なことも、大きな魅力だ。

ウンベラータは冬の寒さに弱い。残念ながらすべての葉を落としてしまう年もあり、枯れ枝同然な寒々しい風貌になったりもする。

ウンベラータは、日光に当てるとどんどん成長する

ウンベラータは、日光に当てるとどんどん成長する

枯れてしまったのかも……と、がっかりしていると、春先になって急に息を吹き返したかのように、突然いくつもの芽が顔を出し、夏には葉が生い茂る。冬場の姿がまるで幻だったかのように、劇的な大復活を遂げるウンベラータ。このドラマティックな生きざまが、私の心を魅了してやまない。

夏の間で一回り大きくなった姿に歓喜したのもつかの間、冬になれば一つ、また一つと落ちていく葉に落胆するのかもしれない。でもそんな生きざまを目の当たりにしながら、一緒に時を重ねていきたいと感じている。

フェイクも立派なグリーン

もう一つ、育て始めて2年になるが、人気があるベンガレンシスも気に入っている。原産地はインド、スリランカ、東南アジア。こちらも暑さに強く日当たりを好む観葉植物だ。成長が速く、特徴的な葉の形も面白い。

ベンガレンシス

日光を好むベンガレンシス

先日、樹形がいささか気になってきたので、思い切って枝をバッサリ切ってしまった。チャレンジしたのは「挿し木」だ。切った枝を花瓶に挿し、根が生えるまでじっと待つ。ベンガレンシスはとても強い品種なので、一般的に難しいと言われる挿し木も成功しやすい。

6本の枝を花瓶に挿していたが、そのすべてから根が生えてきた。ある程度根が増えたら、1本ずつ鉢に植える。毎日の水替えは手間だったけれど、ズラリと並んだ植木鉢を見ると、独り立ちしたような気がして感慨深い。この子たちは大切に育て、もう少し大きくなったらお友達に配る予定だ。

ベンガレンシス

切った枝を花瓶に挿しておく

そして枝をバッサリ切られた親木も、一夏であっという間に葉が生い茂った。“リセット”され、きれいな葉だけを身にまとったベンガレンシス。なんだか清々しくはつらつと見える。

そして、本物の植物ではないフェイクグリーンだって、立派なインテリアグリーンだ。私は、多肉系の植物と相性が悪いのか、なぜかいつも枯らしてしまう。だから潔く、すべてフェイクに変えた。

フェイクだって立派なグリーンだ

フェイクだって立派なグリーンだ

フェイクといっても、今どきのフェイクは本当に精巧に作られていて、一見本物に見えてしまうものだってたくさんある。ホコリさえまめに払っていれば、いつまでも美しいフェイクグリーンは、もちろん枯れないし、虫も発生しない。

光触媒のフェイクグリーンなら、空気をきれいにしたり、たばこの臭いを取ったりなどの効果が期待できる。フェイクグリーンは本物にも負けない魅力が満載だ。

居心地のよい空間作りに

たった一つのグリーンでも、殺風景だった空間がパッと明るくなり居心地のよい空間へと変わる。いまやグリーンはインテリアコーディネートに欠かせないアイテム。

それだけでなく、リラックス効果もある。いにしえの昔から、人間は森に抱かれて生きてきた。森林浴をするとリフレッシュできるのと同じように、グリーンを置くことで、部屋の中にいながらも癒やしと安らぎを感じることができる。

もうすぐ

もうすぐ友達に配る予定のベンガレンシスたち

リアルグリーンとフェイクグリーン、どちらも私の生活になくてはならない癒やしのアイテムだ。これからも上手に使い分けて、家族やゲストが寛げる癒やしの空間を作っていきたい。

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