足裏日光浴のススメ

Photo by MARIA

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毎日毎日、身動きの取れない窮屈な部屋の中で、重いものを文句も言わず黙って持ち、支えてくれている。主(あるじ)がオシャレをしたくなった時には、さらに狭い部屋に押し込まれる。通気性も悪くてじめじめするし、もう毎日ヘトヘト。

そんな声もなかなかあるじには届かず、感謝もされず、ちゃんと見てもらうことすらほぼない存在。

そう、足の裏である。

同じ皮膚でも人は、顔の肌にはものすごく気を使う。ちょっと吹き出物ができればケアをし、ときにはパックまでして、大切に大切に扱う。毎日鏡でちゃんとチェックする。

まずは足の裏を見てみる

同じように足の裏を毎日チェックする、という人はどれだけいるだろう?

冒頭の話は、過去の私の足の裏のこと。仕事柄、痛いのを我慢してハイヒールを毎日履き、足の指をギュウギュウに締めつけていた。血行も悪くなり、足先はつねに冷たい。それに慣れてしまい、痛みや冷たさにも鈍くなってしまっていた。

そんな頃、ヨガに出合った。ヨガは素足で行うので、足の裏を見る機会も増えた。自分の足の裏を見て驚いた。かかとはガサガサ、タコや魚の目もたくさん……。ひどい状態。

Photo by KounoYou

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毎日文句も言わずに自分の全体重を支えてくれている足の裏という存在に、初めて気がついた。無理のある靴を履いていて本当にごめん、とさえ思った。

それからヨガの中で足の指を開いたり、足の裏を刺激したりするように。家では足湯をしたりと少しずつ足の裏を意識することが増え、足の裏の状態は少しずつよくなっていった。靴を選ぶ基準も変わり、足に合わない靴とはさようならした。

太陽の温かさを感じる

足裏のケアのひとつとして、これからの行楽シーズンにおすすめなのが「足裏日光浴」である。気持ちのいい秋晴れの中、ピクニックやアウトドアなど、外に出掛ける人も多いだろう。

そんなときに、芝生がある場所を見つけたら、ぜひはだしになってまず立ってみてほしい。ちょっと冷たい芝生や土の感覚で、足の裏が気持ちよく刺激される。そのあとは芝生に座って(寝転がって)足の裏を太陽に向かって当てる。太陽の温かさがじわ〜っと足裏に感じられ、なんとも言えない幸福感を味わう。それまでずっと冷えきった足だった私は「足の裏がリラックスして温かい、これだけでなんて幸せなんだ!」と感じた。img_8032日光浴の効果は、紫外線による殺菌作用や、ビタミンDの生成で骨や歯を丈夫に保ったり、セロトニンが分泌されたりといろいろ言われているが、単純に足の裏を日光に当てているとポカポカとして気持ちがいいのだ。足湯に入っているような気持ちよさ。夏場にクーラーの効いた部屋ばかりにいた人は体の芯から冷え切っていることも多い。足裏日光浴をすると、血行がよくなって、体を優しく温めることができる。

それこそ普段「日の目を見ない」足の裏に、ここぞとばかり日を当ててあげると、足の裏が喜んでくれているような気もする。img_5210リラックスして眠くもなってくる。外で自然の多い場所だと鳥の声や風の音も心地よく、まるでリラクゼーションサロンのよう。

夏場の刺すような日差しは暑すぎるし日焼けも気になるが、秋になると陽の光も少し優しくなる。行楽シーズンで外に出ることがあったらぜひ試してみてほしい。

家の中でできる日光浴

芝生の上が気持ちいいのは、もちろんなのだが、家の中でも太陽光が入る場所があれば、そこにマットなどを敷いて寝転ぶのも気持ちが良い。img_6326わが家は朝ちょうどベランダに日光が差すので、時々足をだらーんと伸ばして足裏日光浴をしている。これから気温も低くなり、冷えが入ってくる季節。日光を見つけたらちょこちょこと実践したい。

足の裏が温かくて心地いい、それだけで小さな幸せである。

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