照明からキッチン天板まで、こだわりの内装

Photo by TAKAMI Tomomi

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わが家は築15年の中古マンションをフルリノベーションした、珍しい住まい。物件選びからコンセプトやデザインを固めるまでの骨格は、前回、「リノベーションでこだわりの家を造る」で書いた。今回は照明をはじめとする内装の作り方についてお伝えしたい。

私も主人もインダストリアル(工業的)なインテリアや、古いモノと新しいモノが融合した「ブルックリンスタイル」が好き。無機質、機能的、シンプル……といった言葉をキーワードに、アイアン(鉄)と木とが融合したインテリアを目指した。

フィラメントが美しい裸電球

家の雰囲気作りに大切なのが、照明。わが家のキッチンの上やPCルームの上の照明は、昔懐かしい裸電球だ。フィラメント(電流を流すための細い金属線)が美しく、昔インテリアショップで見つけたときから、いつか家を建てたら絶対に取り付けると決めていた。

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後藤照明やエジソンバルブを愛用している。シンプルなデザインの中にはりめぐらされているフィラメントが美しく、夜やたらと明かりを灯してしまう。

キッチンの上の照明用ソケットはLINE ME BASIC。一般的なペンダントライトよりもコードが長く、脇役になりがちなコードでさえアートとして取り入れることができる。こちらは、instagramやpintarestで見掛けた海外のインテリアやおしゃれなカフェの内装からヒントを得た。

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生活感が消え、ショップやレストランのような雰囲気になる。リノベーション会社にお願いして取り付けてもらった吊り下げ用のポールに、あえて長めのコードがついたデザインの電球を巻き付けている。

木でできたキッチンの天板

そして、キッチンの天板。わが家のキッチンは天板が木なのだ。なによりアイアンと木との融合を強調した家にしたかったため、キッチンフレームはアイアンで、天板は木で造った。わが家を訪れた友人や知人に「汚れない?」「傷まない?」とご心配いただくが、木であるがゆえに汚れに敏感になり、こまめに掃除をするようになった。おかげで今のところ何もトラブルはない。

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今回お願いしたリノベーション会社では、施主支給品が使えたため、コストを削減するためにも、できるかぎり設備は自分たちで手配した。ガスコンロ、レンジフード、キッチン水栓、キッチンシンク、洗面水栓、洗面シンク、はたまたトイレまで。価格を抑えたかったので、リサーチを重ねたうえで、Amazonや楽天などのネットショップで購入した。

ガスコンロは、どうしても上部にツマミのあるタイプがよかったため、リンナイのドロップインシリーズを選んだ。4口をフルに使用することはあまりないが、デザイン的にも、また掃除のしやすさからも選んでよかったと思っている。

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施主支給品の可否はリノベーション会社によって異なるので、こだわりの強い人は事前に確認したほうがいいかもしれない。

足場板4枚を組み合わせ

今回家を購入するにあたり、一つだけ買い替えた家具がある。それがダイニングテーブル。

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ダイニングテーブルは、大阪にあるSQUAREという家具屋にお願いして作ってもらった。天板は足場板、足はアイアンという、まさに工業的な机。30枚近くの足場板の中から、主人、娘、私それぞれが4枚の板を選んで組み合わせ、完全にオリジナルな私たちらしいテーブルを作ってもらった。クロスを敷いたり、ランチョンマットを敷いたりすると、また別の顔を見せてくれる。

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家の中すべてを自分好みに変えることは難しいが、どこか1カ所から「自分のスタイル」を作ってみてもいいのではないだろうか。そうすることで、いつもの家時間が楽しくなること間違いなしだ。

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