「見せる」キッチン収納の秘訣

Photo by TAKAMI Tomomi

Photo by TAKAMI Tomomi

わが家は7月、新居に引っ越した。それも、築14年の中古マンション+フルリノベーションという少し珍しい家に。

主人が建築関係の仕事をしており、私はこだわりの強い性格。二人でさまざまな雑誌を読み、ときには遠方のカフェやショップに足を運び、アイデアを出し合って造り上げた。

見えているから掃除する

そんなわが家の中で、とりわけこだわった場所は、よく“女性の城”とも言われる「キッチン」。

あえて配管も見せる Photo by TAKAMI Tomomi

あえて配管を見せたデザイン Photo by TAKAMI Tomomi

初めて遊びにきた友人たちはキッチンを見て驚く。それもそのはず、わが家のキッチンはフルオープンなのだ。

私たちはシステムキッチンを入れるのではなく、造作キッチンの作製を施工会社にお願いした。「アイアン(鉄)フレーム+木の天板」というデザイン。あえて配管も見せたデザインだ。ダイニングテーブルは、足場板を使って、大阪にあるショップにオリジナルで作ってもらった。

こだわりのダイニングテーブル Photo by TAKAMI Tomomi

こだわりのダイニングテーブル Photo by TAKAMI Tomomi

キッチンの場合、「できるだけ収納スペースを確保してすっきり見える」といった方向を目指すことが多いのかもしれない。でも私は、あえてフルオープンのキッチンにこだわった。

というのも、私は決して掃除上手ではない。扉がついていれば、人に見られないのをいいことに、中の片付けを怠ると考えたからだ。

スペースに対し「8割」

それに、もともと料理が好きだったこともあり、キッチン用品を集めるのが好きだった。一つ一つ吟味しながら集めた調理器具。それらを隠すのではなく、あえてインテリアの一部として取り入れたらどうかと考えた。そう、隠す収納ではなく、「見せる収納」。

結婚当初から集めだしたSTAUBの鍋はサイズ違い、形違いですでに3つ持っているが、置いておくだけで絵になる。ほかにも柳宗理のボウルDANSK社の鍋、キャンプ用のダッチオーブンやスキレットなども飾っている。

Photo by TAKAMI Tomomi

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ただしいくら見せる収納だからといって、なんでもかんでも置いておくとかえって見苦しくなる。だから私は、スペースに対して8割という上限を決めて、モノを置いている。

またすべてのモノを出しているわけではない。どうしてもゴチャゴチャと見えてしまう紅茶や調味料は、グループに分け、スチールボックスや木箱に収納している。木箱は、DIY好きな主人、娘と一緒に造った。

Photo by TAKAMI Tomomi

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わが家の場合、私だけではなく主人も料理をするので、家族皆がわかりやすく、片付けやすい場所にモノを置くよう心掛けている。モノの定位置を決めてあげれば、そこに戻すだけでいいのでひどく散らかる心配がなく、幼稚園児の娘に説明する際にもシンプルで伝わりやすい。

隠す収納から見せる収納に切り替えたおかげで、モノを購入する際にも今まで以上に吟味するようになった。「飾ってもいいデザインかどうか」「そもそも置き場所はあるのか」。買った後に考えるのではなく、収納先まで考えて買うと、失敗がない。

見せる収納は、私を買い物上手にもさせてくれたのだ。

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