大好きな「かご」のこと

2小さい頃から、なぜか「かご」が大好きだった。大人になって自分で買えるようになると、かごを、“大人買い”してしまう。

ほかのモノはなるべく厳選しているのだけれど、かごについて言えば、何に使うという訳でもなく買ってしまうところがある。とにかくかごを見るとワクワクする。だから家族に、「またかご買ったの?」と言われることもしょっちゅう。

丸っこいフォルム

子どもの頃、お母さんたちは、市場かごや買い物かごと言われるもので、毎日のお買い物へ行っていた。かごを見掛けると、私の中のそんな“原風景”が思い起こされるのかもしれない。

かごの好きなところは、フォルムにもある。どことなく丸っこくて、何とも言えないカーブを描いているところが気に入っている。

そんなわけで、わが家には、あっちこっちかごが置いてある。sentakuたとえば、行方不明になりがちな「洗濯ばさみ」入れに。かごは、収納の役割を果たしてくれるのだけでなく、ただそこに置くだけでインテリアにもなる。

単に洗濯ばさみを入れているだけなのに、プラスチックの入れ物に入れておくより断然かわいい。毎日使うコースターも、ダイニングテーブルの上のかごに入ってスタンバイしている。

かごは、通気性もいい」ので、収納にはもってこい。食器棚の上も、かごで目隠しすればおしゃれになる。毎日使うわけではない、お菓子作りの型などを入れておけば、さっと取り出しやすい。

6最近、お迎えしたのは、真竹の足つき水切りざる。清潔で、食材の水切りにも便利。洗いものを水切りするのにちょうどいい。普段は食洗器を使っているのだけれど、洗い物が少しだけのときはこうやってかごで乾かしておく。

ずいぶん色あせてしまったけれど、赤いラインがアクセントになっているかご(トップ写真)。乙女心をくすぐる。あじさいの一種であるアナベルのドライはシンプルなたたずまいなので、こうやってデザイン性のあるかごに飾ると映える。

おでかけにもかごを

家の中にはもちろん、普段使いのバッグにもかごを使っている。

「ワランヤワン」のかごバッグは特にお気に入り。ピクニックに行くの? と思われそうなサイズだけれど、モノがたくさん入るし、持ち手のアクセントも気に入っている。仕事にも、かごで出掛けてしまう。

7スカーフやハンカチを替えれば、また別の表情を見せてくれるのも魅力的。

かごばかり気にしているせいかもしれないが、最近は、エコバッグの代わりにかごを使っている人を目にすることもある。私もかごを持って買い物に出掛けたいけれど、手持ちのかごが自転車のかごに入らなくて、ひとまず断念。商店街にかごを持ってお買い物に行けたら楽しいだろうなあと思う。

夏になると買いたくなる

ちなみに、かごについて言えば、こだわりのブランドなどはなくて、とにかく気にいったかごであればいい。

よく眺めているのは、3年前に手にした、「かご」が特集の『日々』という雑誌。この雑誌の中で、かご好きの皆さんが魅力を語っていて、私は大いに刺激を受けた。

9大好きな、伊藤まさこさん、飛田和緒さんのかごのコレクションはとてもすてきだった。伊藤さんは、私と同じように娘さんに「かごばかり」というようなことを言われているようで、思わず「ふふっ」と笑ってしまった。

日本の職人さんが作るかごは何十年も使えるのだそうで、そんなお店を実際に訪れて、手作りのかごを買うことが今の私の夢。

8かご好きにとって、特に夏は危険な季節。季節柄、売り場のあっちこっちにかごが出没するからだ。買い物へ行っては、かごを見つけて「かわいい」と手に取りながら悩むの繰り返し。

家族に「また、かご」と言われそうで、そっと置いて帰ってくることも多くなった。私も少し大人になったのかもしれない。

でもやっぱり、かごと目が合い、手に取って「私を連れていって」と言われたら連れて帰ってしまうのだろう。

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