4/28「親子コミュニケーションワークショップ」開催レポート

2017年4月28日(金)、『ハレタル』では「『質の高い親子コミュニケーション』を学ぶワークショップ」を開催しました。開催場所は、武蔵小杉駅(神奈川県川崎市)からほど近いワークショップスペース「COSUGI COBO」(協力:三井不動産レジデンシャル)。今回は、スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ・カー・ジャパン」とのコラボイベントとして、子どもとのかかわり方を学ぶマザーズコーチング講座と、子どもとのドライブの安全対策を学ぶチャイルド・セーフティ講座のセットでの開催となりました。

お母さんも子育てが楽しくなる

ワークショップは、「子どもとのかかわり方を学ぶお母さんのためのマザーズコーチング講座」から始まりました。講師は、NPO法人トラストコーチングの認定プロフェッショナルコーチを務める蒲生智会さんです。蒲生さんご自身も小学5年生の男の子を育てながら仕事をしているお母さんであり、子どもとのコミュニケーションに悩んでいたことがマザーズコーチングと出合うきっかけだったそうです。

講師の蒲生智会さん

コーチングとは、対話する相手と適切なコミュニケーションを図りながら、その相手を叶えたい夢や目標といった“行きたい場所”へ連れていくためのコミュニケーション技術を指します。マザーズコーチングでは、子どもと最も密接にかかわることの多いお母さんが対話相手となって子どもの自己肯定感を高め、子どものコミュニケーション能力を育てていきます。

さらに、マザーズコーチングは子どもの能力を育てるだけのものではないと蒲生さんは説明します。忙しい毎日の中でついイライラしてしまうお母さんも、マザーズコーチングを学ぶことで、自分らしく楽しく子育てできるようになるといいます。「お母さんのコミュニケーションを変えることで、そこから出てくる子どもの言葉や表情が変わってくる。始めるのに遅いということはないと思います」(蒲生さん)。

今回のワークショップでは、コーチングのエッセンスにふれる体験学習を実施。エクササイズとして、「チャイルドシートに座ることを嫌がる子どもにどんな声をかけますか?」といった場面での対応を全員で考えました。会場のお母さんから「家の近くに警察があるので『おまわりさんにつかまるよ』と言ってます」といった答えが挙がると、周囲のお母さん方から笑いや共感があふれる場面も。

子どもを守れるのは大人だけ

ワークショップの後半は、「子どもとドライブする際の安全対策について学ぶチャイルド・セーフティ講座」。ボルボ・カー・ジャパンの益田香さんを講師に迎え、子どもを車に乗せる際の安全と命を守るための知識を学びました。

ボルボ・カー・ジャパンの益田香さん

日本では、チャイルドシートの使用が義務づけられているのは6歳未満の子どもですが、益田さんはその決まりにあえて「ナンセンス」と疑問を呈します。車に付いている大人用のシートベルトはあくまで大人用に設計されたもの。大人と同じ体格(身長140cm以上が目安)となって初めて、その機能が有効に正確に働くものなのです。ひとくちに「6歳」といっても、発育状況は子どもによってさまざま。参加者のみなさんも「年齢で一律に区切ってしまうのは子どもの安全を考えれば確かに違うかも」とうなづいていました。

実際の事故やボルボでの対衝撃試験を例に、チャイルドシートやシートベルトをきちんと使わないと子どもがいかに危険かということが数値データや動画を使って繰り返し説明されると、それを見るお母さん方の表情からはショックを受けている様子がうかがえました。

子どもの安全を守るためにボルボが提唱するのは、「できるだけ長く、少なくとも3~4歳までは『背中全体で重力を分散する後ろ向きチャイルドシート』を使うこと」「洋服や靴と同じように、チャイルドシートも子どもの成長の過程に合ったものを使うこと」。たとえ6歳を超えていても、身長がまだ低い子どもに対しては引き続きチャイルドシートやジュニアシートの使用を勧めています。

また、「シートベルトのポイントは腰骨」(益田さん)。腰側のベルトが腰骨をしっかり押さえる位置にくることが重要で、子どもの身長がまだ小さくシートベルトがおなかの柔らかいところの上を通るようであれば、ジュニアシートやブースタークッションを使用するようにとレクチャーがありました。ジュニアシートやブースタークッションは、シートベルトを正しい位置で着用するために、そして、シートベルトが安全装置として正しく機能するために重要なのだそうです。

子どもが嫌がってシートベルトを脇の下に通してしまうと、それは衝突時には大変危険。きちんと肩の上を通すように、大人が気を付けてあげなければなりません。益田さんからは「ベルトが首に触る感触を嫌がるようであれば、首にあたる部分を柔らかいスカーフやタオルで包んであげるのも良いでしょう」とアドバイスがありました。

子どもの安全をあらためて

今回ご参加いただいたのは全員小さな子どもをもつお母さん方で、当日はキッズスペースの「お子様見守り隊」に子どもを預けたり、自身で子どもを抱っこしながら、真剣な表情で聞き入っていました。

子どもたちは三井不動産レジデンシャルサロン内のキッズルームで楽しく過ごしました

ワークショップの最後には質疑応答の時間が設けられ、多くの方が活発に質問して、子どもとのコミュニケーションや子どもの安全について考えを巡らせておられました。

参加者全員にスウェーデン国旗をデザインしたブランケットやオリジナル絵本など豪華なおみやげがありました

参加したお母さんのひとりは、「7歳、3歳、1歳と子どもがいるが、車のスペースも考えて、チャイルドシートをジュニアシートにしたり、後ろ向きのチャイルドシートを前向きに変えたりしたところだった。でも今日の話を聞いて、やっぱり元に戻そうかなと考えている」と話していました。

子どもの安全は大人にしか守れない。だから大人が正しい知識で守ってあげることが大切だということを参加者の皆さんは深く感じられたようでした。

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